年号が二十年も過ぎれば、それ以前はやはり「ノスタルジィー」の対象として
あらゆるものが「懐かしい」対象物となる。
中でも映像と音楽は、瞬間で当時の記憶がよみがえり、より時間の経過が
色濃く感じられるものだ。
そんななつかしの映像と音楽の動画には、投稿した人に感謝しつつ、
見ていたいものである。

昭和という言葉と画像の「アメ横」は、やはりぴったり来る・・・。
そして昭和のエポックとなれば、復興の象徴的な「平和の祭典」東京オリンピックだろう。
ここで聞くことが出来る「東京オリンピック・マーチ」は、行進曲としてもなかなか
優れたものである。
何より、日本中が熱狂した四十五年前の「聖火リレー」の風景は、昨年の北京の只ならぬ
警戒とは大違いの「平和の祭典」の代名詞ともなる和やかで、晴れ晴れとしたものだ。
「悲しき願い」 尾藤イサオ
この時代の熱狂に「ボクシング」が確かにあった。
敗戦からの復興、そして「逃げずに拳だけで戦う」ボクシングは日本人の血を熱くして
くれる格闘技だった。
当時のアマチュア・ボクシングも映りこんでいるが、今のようなヘッド・ギア装着は高
校生以外なかった・・・、プロ・アマに関わらず熱狂していたのが移りこんでいると、
貧しくとも楽しい風景の一面を見ているようで・・・。
「ブラックサンド・ビーチ」 加山雄三とランチャーズ
昭和の時代の「変革」と言っていいものに、このエレキというものは入ってくる。
何しろエレキイコール不良と呼ばれる時代背景があったのだから・・・。
今となっては、そんな社会秩序は、懐かしいとともに、それが発展を促した
日本の精神かも知れない。
「君に会いたい」 ジャガーズ
グループ・サウンズもエレキに続いて、流行にはやったものだった。
ここは先日亡くなったこのぐるープのボーカルを偲んで・・・。
「恋のハレルヤ」 黛ジュン
女性のファションも、六十年代に入ると目覚しく変化して「自立と自己主張」
の時代へと入っていった気がする。
もっともその自己主張が行き過ぎると、なにやら「ジャンダー・フリー」とか、
狂い始めるが・・・。
ここにリンクを張ったのは、すべて六十年代のもの。
ここから七十年代に移れば、反戦平和で「熱い」空気が充満した期間・・・。
しかし今考えれば、それは単に「躍らされていた」と、見える部分もある。
何よりネットのない時代は、情報の少なさが災いするものだ。
にしても、この動画を投稿してくれた人には感謝である。
あの当時の熱気や、雰囲気が今によみがえる映像である・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。