硬派なバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

今日は映画を離れて、音楽をば・・・。

といっても、映像たっぷりなヨーツベもので凌ぎたいので、あまり変わらないかも・・・。

六十年代後半から七十年代前半で、さっと解散してしまったバンドに「クリーデンカス・クリア

ウォーター・リバイバル」というバンドがあった。

単純明快、分かり易いロックで一時代を築き、七枚のアルバムを残して・・・。

アメリカ南部の泥臭い音作りとメロディアスな曲が、日本でも受けて評判はよかった。

ただ歌詞に付いては、これが良く理解されない。

いや日本人としてはだが・・・、あの「雨を見たかい」にしても、晴れた日に雨を見るかい・・・。

不思議な歌詞・・・、それも比喩ととれば、全く違った歌詞と明快なメロディーのギャップに驚く。



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http://www.youtube.com/watch?v=NDnBKUW9--A

「クリデンスのバイオグラフィ」

メドレーで歴史を簡単に編集したもの。

これで大概は分かってしまう三年か四年だけの活動・・・。

って、これで満腹していてはいけない・・・。

折角、書いて行くのだからさきに進む。

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http://www.youtube.com/watch?v=YJe5sMBpnNY&feature=related

「スージーQ」

あちらでのデビューアルバム。

ここではオリジナルよりは南部の音楽を編曲して、程よいブルースぽいロックという

ものを、特にこの曲は良い。

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http://www.youtube.com/watch?v=eKGEF8tTq4E&feature=related

「プラウド・メアリー」

日本でのデビュー・アルバム

この曲のヒットにより、日本でも広く知られる存在となるが、どちらかというとポップス的

扱いで、その頃の長尺ものの曲が好まれる傾向から言えば、三分程度で終る曲では

ロックとは・・・。

もっともカントリー・ロックが好きなことらにすると、アメリカらしいロック。

こねくり回してグシャグシャにしたイギリスものとは毛色が違ってシンプルイズベスト。

ちなみに歌われるものは、下の蒸気船。


流浪の民の囁き


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http://www.youtube.com/watch?v=1XcxFNONz64

「グリーン・リバー」


この曲も素朴な歌詞と曲調があっていて、アメリカ南部の青春ってのは、「スタンド・ダイ・ミー」が

似合うのかも・・・。



http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=OTN5Bu954uA&feature=related

「イエロー・リバー」 クリスティー


このバンド、イギリスなんだけどこのメロディー聞いた時は、クリーデンスかいなと思ったもので、

あやかり組かい・・・、まぁ程よい乗りのポップスで、今でも親しまれているからリンクした。


http://www.youtube.com/watch?v=GH-5lUBBdmY&feature=related

「バッド・ムーン・ライジング」

映像はフォレスト・ガンプ・・・。「悪い月が輝いている」って、さて・・・。


http://www.youtube.com/watch?v=LUTlxDGGne4&feature=channel_page

「タンボストーン・シャドゥー」

題名はいい加減です。で、映像はゴーストですので、心霊写真の嫌いな人はパス

が宜しいかと、もっともフェイクですけど・・・。

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http://www.youtube.com/watch?v=3hfCQn5yY0I&feature=channel_page

「ダウン・オン・ザ・コーナー」 知らない人々


これを書くにあたって、実際はこの投稿しているアメリカのおっさんの映像が何ともな

もので思いついたが、この知らない人々って・・・、リベラルな人は博愛主義者では

ないのだろうか・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=ctlWCRQx08A&feature=channel_page

「ロダィ」 リベラルな人達


このバンドで一番好きな曲なのだが、それにリベラルな人々・・・、そのギャップに吹いた。

そして昔はこれは誤訳で「ロディ」になっていて、あのクリント・イーストヴットかいな・・・。

それが町の名前って、あの「恋はフェニックス」くらい恥ずかしい・・・だろうに。

そういえば漢字の読み違いで貶される人もいて、でも記録に残った誤訳だって時が過ぎれば

「お笑い」だろう。


http://www.youtube.com/watch?v=JBfjU3_XOaA&feature=related

「フォーチュネート・サン」

幸運な息子・・・。この題名からすれば何のことになるが、当時の状況

ベトナム戦争の泥沼化の中で、送り出す親とその息子・・・。

結果、明快なストレートなロックにメッセージ性が加味されて・・・。

今ではベトナムの映像に被さって、映像が多数ある。



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http://www.youtube.com/watch?v=Vh1BxjcmZQo

「フール・ストップ・ザ・レイン」

このバンドの作詞作曲を引き受けていたジョン・フォガティーの意識がどこに行っ

ていたか、メロディアスな曲調に「雨」を多用する歌詞・・・、その雨とは・・・。

強烈な反戦だが、そこは直接的な歌詞を多用することなく雨になぞらえたジュウ

タン爆撃・・・。で、映像はベトナム戦退役者のコンサート。

誰が雨を止めるのか・・・。不思議だ


http://www.youtube.com/watch?v=sCVfRaNkRNQ

「ジャングル越えて」

こちらも比喩を使ったベトナム批判の唄。


http://www.youtube.com/watch?v=8m-etNS7vX8&feature=channel_page

「ロッキング・アット・マイバックドアー」


程よい笑いが起こる映像も、曲にあっている。

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http://www.youtube.com/watch?v=JCyJV4d-FHw&feature=channel_page

「雨を見たかい」 ウォールマート批判


この曲も、結果はベトナム戦争批判・・・。

ただしベトナムで死んでいく人々というより「傷痍軍人」とかの惨状を見て・・・。

何しろベトナム戦争は「映像の戦争」の走りで、茶の間で見られる戦争。

で、今ではアメリカはテレビに負けた・・・。

悲惨な戦場での兵士の様に、国民が「幸運な息子」を望めば・・・。

勢い参戦した意義が薄れて・・・。

二度あることは三度あるで、今では「いつか来た道のイラク」になってしまって

いるが・・・、学習したのが映像の持つ力ってのが何とも・・・。

でその昔のソングブックを引っ張り出せば、この曲もスンバらしい意訳がついて

いて、雨は邪悪な大人・・・、対立した構図が訳者に描かれた結果なんだろうけど、

ひでえな・・・、ベトナムを知ってかしらずか、まさかこのバンドがとでも思っていたか。

何しろカントリー調となれば・・・、ロックでも

その一節 「俺は知りたいんだ、君達もそうなんだろうか、大人たちのくだらない欲望に

近づいていることを・・・」

おいおい、意訳も何も「雨を見た人を知りたい、晴れた日に雨が降るって・・・」

ものすげぇ意訳で、金とってんじゃねぇ!・・・。




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http://www.youtube.com/watch?v=9M9OQ0NKxnI

「スイート・ヒットハイカー」

あんちゃんが抜けて三人組になってのアルバムは、ワンマンバンドを解消したかの

ようにそれぞれの曲も取り入れているのだが、如何せん音が細くなっていて、

ワイルドなメロディアスさは失われ・・・。解散・・・。

それが「謝肉祭」って、皮肉か・・・。

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルBOXセット/クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
¥12,000
ユニバーサルミュージック(株)           といったところで、またのお越しを・・・。