ようで、その期間の長さとそれなりの映画の評価が、後々語り継がれたりするものだが、
日本ではそれ程知られずとも、本国では熱狂的なファンもいて、検索をかけたら色々と
出て来たのに驚いたセンシー女優が、この「ダイアナ・ドース」である。

上の写真では、幼げで健康的お色気としてはいいと思うが、「セクシー女優」として
見たら、流石に・・・。
それが下のものともなれば、誰も異論のない「センシー女優」と相成ってきそう・・・。

このイギリスの女優が、評判を呼びアメリカ・ハリウッド・デビューを果たしたのが、
なんとも小悪魔というより、「鬼畜」とでもいえる「自分勝手で冷徹な悪魔」となって
罪を、いや夫殺しを画策し、それへ邁進するも「世間の噂」によって、滅びてしまう
という「因果応報」を描いた映画が、下の「金髪の悪魔」である。

http://www.youtube.com/watch?v=UNStC4mhWqo
「金髪の悪魔」 五十七年公開作
折角のアメリカ・デビュー作にしては、あくの強い業つく女と、センシーという「ほんのり」
した優しさをもった役でないとなると、観客にとっては「いくらセンシー女優」でも、引きかね
ない設定では、出演が失敗だったのでは・・・。

共演がロッド・スタイガーで、夫に飽き足らない不倫妻で、思い余って殺害を企て、そのことに
よって自分が窮地において行ってしまうという悪女、デビューの最初なら、イギリスで評判を呼
んだヒューマン・ドラマ、あるいはコメディーであったら、まだ受けが違い良い仕事も舞い込んだ
やも知れない・・・。
まぁ、今となっては亡くなっている人もあり、往年のセンシー女優の艶姿を拝めだけで良しと
しなければならないだろうが、年老いていく女性のその姿を、いやセンシーという性で「セックス
・シンボル」と持て囃されると、以後の作品にも躊躇しそうだが、このダイアナは「母は強し」
なのだろう。その美貌も妖艶な肢体も変わってしまっても出演・・・。
いやダイエットの番組もって・・・。五十二歳の生涯において、見るもいたいけな体付きで、強欲
妻をハマーでも演じている・・・。



古い映像を編集して投稿してくれる人に感謝しながら、見るべし・・・、だな。
にしても、こういった映像を見ると、昔の女性の方が「色っぽさ」では勝っていると見えてしまう
のは、単に年寄りの目の衰えのせい?。

こんな格好で迫られたら、いちころではないのか・・・。
「ハニー・トラップ」と分かっていても掴まってしまって、「後の祭り」状態・・・。
これが「悪女」でなければ、「天使」に見える・・・。



変哲のない普通の服装でも、その肢体が「色気オーラ」を発散して・・・。
で、この映画では「お針子」役って、こりゃ一緒に仕事している男にとっちゃ、毎日が
それこそ「欲望抑制地獄」と化してしまうだろう・・・。
こういった女性は、外を歩くべきではない・・・、なんて・・・。



http://www.youtube.com/watch?v=tY0z2-FZm0M&feature=related
「呪われた墓」 七十三年公開作
この時、四十二歳でもう堂々とした中年の「業つくおばさん」ぷり、お肉のつき方が・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=4F7fIqikmII
死後に「ブロンズ像」を作ってもらえる「セクシー女優」というのも、やはり親しまれていた
あるいは郷土の有名人・・・。
なんにしても、あの若く溌剌とした肢体の躍動感は、映像の中ではいつまでも輝いている。

こんなところにも、その存在があると、瞬間驚き・・・。
Swinging Dors/Diana Dors

¥1,073
Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。