動物パニック映画ブームで担ぎ出された熊さん「グリズリー」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

蛇に続くのは、熊さん。

空恐ろしい体長六メートル、体重一トンの化け物熊・・・。

「ジョーズ」のヒットが刺激になり、いろいろな動物パニック物が作られた

その中の一本だが、これがモロな同じような進行で、山で大人しくしていた

熊さんも血の味を覚えて・・・。

恐ろしいまでの殺戮へと上り詰めて・・・、腕だけで人をバタバタと倒し・・・。

と、笑いながら書ける映画。



グリズリー



http://jp.youtube.com/watch?v=rCr5YecD580&feature=related

「グリズリー」 七十六年公開作


画像はサントラ版のやつだが、ネットで拾ったもの。

にしても、見ている人は見ている・・・、いや記録媒体が販売され、それで

知る人も多い・・・。と、なると商売っ気を出して眠っている作品も日の目を

見るか・・・。

カメラは一人称、熊さん目線で人間の被害が広がるという、何処かで使わ

れた手法を踏襲し、一本の腕のみで恐怖を増幅させていく。

にしても一なぎで、人間の腕が引きちぎられ、胴体が真っ二つってのには、

達人技だなぁと、感心する。

何しろ腕の一なぎで、吹っ飛んでしまうのだからね、もう必殺の腕ではある。

体長が六メートルしかない熊さんだ。

キングコングの一なぎなら、それも納得出来るが、腕の長さはいかほどか。

まさか恐がっている人が、なぎ払われる範囲に近づいて・・・。

いやいや逃げるだろ普通、それでも必殺の空手チョップが命中する・・・。

確か熊さんは短足胴長だったと思うが、そしてその上走るのは遅いはず・・・。

下り坂だと余計に・・・。

と言った疑問は禁物で、やられる人間続出に立ち上がる三人・・・。

あらまぁ、どこかに転がっている設定になって、最後はロケットランチャで、

熊さんは粉々に吹き飛んでしまった・・・。その刹那の全身骨格はとても六メー

トルには、いやそれまでの動きと違って、熊にさえ見えない・・・。

いやいやあれは熊でなく、「グリズリー」である。

で、平和な森が帰ってきた・・・、めでたしめでたし・・・。

と、腹立てながら笑う、少しマゾっけのある人には、癒しの効果がなさそうな

映画であった・・・。   お仕舞い



グリズリーマン

http://jp.youtube.com/watch?v=ogYDUmIigw0&feature=related

「グリズリーマン」  〇五年公開作

 グリズリー大好きな、結局はグリズリーにやられてしまった人の動物記録映画

らしい・・・。見ていないのでなんともいえないが、よーつべであったのでリンクしてみた。

この人もワニ好きや、蛇好きと同じで危険に身を晒している感覚はなかったんだろう。

それでも野生の動物好き・・・、天真爛漫に「好き」ってのは、世間の垢に塗れたこちらと

すれば、とても羨ましい限りである・・・。


グリズリー・プラネット
¥5,040
Amazon.co.jp            このリンクした映画もすんばらしい出来らしい・・・。
                    笑い死にしたい人は、大枚をはたいてみては・・・。

                             といったところで、いゃあB級はいい・・・。