どうも。「石破辞めるな」デモは、「高市出てくんな」デモや「進次郎引っ込め」デモという意味合いも含んでいます。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『揉めよドラゴン 爆乳乱れ咲き』です。
里美、かおり、ちなみの3姉妹は1人の男に弄ばれ復讐に向かうが、返り討ちにあってしまう。少女老師との修業を経て肉体を駆使した技を会得し、再び戦いに臨む3姉妹だったが……(映画.comより引用)。2020年公開のピンク映画。監督は佐々木浩久で、出演は優月まりな、西田カリナ、西村ニーナ、しじみ、吉行由実、野田博史、折笠慎也、加藤賢崇、石川雄也。
タイトルから分かるとおり、カンフー映画にオマージュを捧げたコメディーピンク映画です。オリジナルがR18版で、再編集されたR15版が『揉めよドラゴン 爆乳死亡遊戯』です。
カンフー映画にオマージュを捧げた『人妻ドラゴン 何度も昇天拳』のような作品を期待しました。同作の監督である吉行由実が出演していますから。確かに『死亡遊戯』や『片腕カンフー対空とぶギロチン』のパロディーがあります。カンフー映画ではない『ジョーカー』のパロディーまであります。
しかしカンフー映画の要素は軽く擦る程度であり、それに対するリスペクトが感じられません。むしろ本作の佐々木浩久が監督した『発狂する唇』に近い作品です。同作はシュールでカオスなホラー映画で、終盤にカンフーアクションの要素が加わります。
そこで『発狂する唇』のセルフパロディーとして評価すれば、本作は優れていないと言わざるを得ません。同作は三輪ひとみ、阿部寛らの演者がシリアスな演技をし、かつカンフーアクションシーンのために香港からアクション監督を呼ぶというこだわりを見せるというギャップが面白かったのです。それに対して、本作は低予算のためなのか、そこまでのこだわりがない緩い仕上がりで、ギャップが生じていないのです。
くだらないことほど手を抜かず、真面目に取り組めば面白さが生まれます。その点で本作は期待外れの残念な映画なのです。
★☆☆☆☆(2025年7月5日(土)インターネット配信動画で鑑賞)
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