バート・レイノルズ主演のマカロニウエスタン | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。自民党が支持を取り戻したいならば、「石破おろし」ではなく「裏金議員ごろし」が必要です。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『さすらいのガンマン』です。

 

とあるインディアン部落が強盗団に襲われた。唯一の生き残り、ナバホ・ジョーは復讐を誓って強盗団を追い詰めていく……(allcinemaより引用)。1967年日本公開作品。監督はセルジオ・コルブッチで、出演はバート・レイノルズ、アルド・サンブレル、フェルナンド・レイ、ニコレッタ・マキャヴェリ、タニヤ・ロパート、フランカ・ポルセッロ、ピーター・クロス、アントニオ・インペラート。

 

続・荒野の用心棒』のセルジオ・コルブッチが監督したイタリア産西部劇=マカロニウエスタンです。公開当時はマカロニウエスタンがブームで、そのジャンルの作品が多数作られたそうです。

 

アメリカから来たバート・レイノルズが主演しています。レイノルズのマカロニウエスタン出演は本作のみですが、これで『荒野の用心棒』のクリント・イーストウッドと同じ経歴を持つことになりました。レイノルズとイーストウッドは、後に『シティヒート』で共演しました。

 

ダンカン(アルド・サンブレル)が率いる強盗団の手口は荒っぽく、とにかく人を殺しまくります。冒頭の原住民集落を襲撃するシーンでは、原住民の頭皮を剥ぐなどアクセル全開の暴れっぷりです。

 

強盗団に妻と一族を殺されたジョー(レイノルズ)は、たった一人で復讐を実行します。そのパワーバランスを無視するかのような暴れっぷりは、『ランボー』のシルヴェスター・スタローンを思わせます。

 

ダンカンの極悪非道とジョーの復讐心は、その背景に原住民差別があります。それが優れた娯楽作品である本作に深みを生じさせます。「アメリカ・ファースト」の理念の下、マイノリティー排除を行う現在、本作を観る価値は増しているのです。

 

★★★★☆(2025年8月6日(水)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

 

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