【映画評】モルグ街の殺人 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。有害クマの駆除に反対して「人間とクマの共生」を偉そうに説くバカがいます。何百年も「人間とクマの共生」を実践してきたマタギはクマを撃ちますけどね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『モルグ街の殺人』です。

 

マッドサイエンティストのミラクル博士の恐ろしい企てが美女拉致殺人事件を起こす。1932年日本公開作品。監督はロバート・フローリーで、出演はベラ・ルゴシ、シドニー・フォックス、レオン・ウェイコフ、バート・ローチ、ブランドン・ハースト、ノーブル・ジョンソン、ダーシー・コリガン。

 

エドガー・アラン・ポーの小説を原作とする怪奇映画です。『フランケンシュタイン』がジェームズ・ホエール監督&ボリス・カーロフ主演になったことで降板したロバート・フローリー監督とベラ・ルゴシのために作られましたが、興行的に失敗したそうです。

 

魔人ドラキュラ』の成功で怪奇映画スターになったルゴシは定番の大仰な演技を見せます。繋がった眉毛メイクが我修院達也(旧若人あきら)のように見えます。

 

おそらく興行的失敗の原因は怖くないことに尽きます。ミラクル博士(ルゴシ)の企ても、その共犯者の正体もトンデモ過ぎてギャグの域に達していますから。

 

ところで終盤のシーンは『キング・コング』に似ていますが、本作の公開が先であるので、もしかして本作をパクった?と思ったことを付け加えておきます。

 

★★☆☆☆(2024年12月11日(水)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

にほんブログ村 映画評論・レビューに参加しています(よろしければクリックを!)