【映画評】早すぎた埋葬 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。田舎の政治屋レベルの小物が国政に関与したり、零細企業のタコ社長レベルの小物が大企業を経営したりすれば、悲惨な結果しか生じません。彼らは目先の利益だけ追いかけ、大局的な展望を描くことができないからです。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『早すぎた埋葬』です。

 

かつて恋人を助手に奪われた名医クレスピは、その助手が交通事故で重傷を負ったことを機会に復讐を企てる。1935年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はジョン・H・オウアで、出演はエリッヒ・フォン・シュトロハイム、ドワイト・フライ、ポール・ギルフォイル。

 

エドガー・アラン・ポーの短編小説を原作とする怪奇映画です。本作の後にも映画化されてきました。

 

クレスピ役を演じるエリッヒ・フォン・シュトロハイムはサイレント時代に映画監督を務め、トーキー時代になってから俳優として活動しました。日本で言えば鈴木清順のような感じです。シュトロハイムは冷酷な医者役に適しています。

 

原作が短編小説なので、上映時間が63分という短さです。これなら少しの空き時間で観ることができます。

 

ストーリーそのものは怖い話です。しかし看護婦のキャラクターが軽かったり、棺の中で蘇生するシーンがあっさりしていたりと恐怖感を薄める演出があるのは残念なところなのです。

 

★★☆☆☆(2024年12月10日(火)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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