テレビ東京の金曜日深夜にドラマ番組『それぞれの孤独のグルメ』が放送されています。テレ東ネット局がない秋田県に住む私はインターネット配信サービス「Lemino」で追いかけて視聴しています(Leminoでは『孤独のグルメ』全エピソードどころか大晦日スペシャル版もネット限定版も視聴できます。ファンは今すぐ加入しましょう!)。
「孤独のグルメ特別編」と銘打ち、主人公の井之頭五郎(松重豊)だけでなく、毎回出演する多種多彩なゲストも孤独のグルメを楽しむという構成です。この構成にはストーリーに膨らみを持たせることができ、松重の食べる量を減らすことができるというメリットがあります。
また、この構成は松重の企画・発案によるものであり、キャスティングにも松重の意向が反映されているそうです。松重の「この人と共演してみたい」という欲求を満たすことができるというメリットもあります。
ドラマ版の企画プロデュースを務める松重は、来年1月に公開される『劇映画 孤独のグルメ』で監督も務めます。
往年の名優、勝新太郎は『座頭市物語』で盲目で居合斬りの達人である市を演じてヒットさせました。人気シリーズ化した「座頭市」は勝新が設立した勝プロダクションで製作され、映画版とテレビドラマ版に勝新が演出した作品もあります。この主演→プロデュース→監督という流れが松重の活躍ぶりに重なります。勝新にとっての「座頭市」は松重にとっての「孤独のグルメ」なのです。
俳優として当たり役や代表作を得られるのは誉れであり、喜びであるでしょう。加齢により五郎引退説が囁かれる中、松重が演じる五郎の食べっぷりを見ていきたいのです。

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