【映画評】桃色身体検査 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。アメリカの求心力低下と中国やインドの台頭は、日本史で言えば徳川一強の江戸時代から群雄割拠の戦国時代への逆行です。さて日本の立ち位置はどこに?

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『桃色身体検査』です。

 

病院を舞台に繰り広げられるナースのドタバタを描いたエロティックコメディ(映画.comより引用)。1985年公開の日活ロマンポルノ作品。監督は滝田洋二郎で、出演は滝川真子、真堂ありさ、彰佳響子、杉本未央、大杉漣、池島ゆたか、ルパン鈴木、螢雪次朗。

 

おくりびと』の滝田洋二郎が、かつて監督したコメディポルノです。滝田監督作品の常連俳優である螢雪次朗だけでなく、大杉漣も出演しています。

 

大まかなストーリーは、看護婦売春が横行する病院で保険金詐取目的の死体泥棒をするというものです。そこに病院をお題にして思いつく不適切なギャグが、これでもかとばかりに詰め込まれています。イタリアやフランスに似たようなコメディポルノがありそうです。

 

濡れ場シーンではボカシやモザイクを用いず、陰影で隠すというテクニックを見せます。こうした滝田監督の意欲的な姿勢は、『コミック雑誌なんかいらない!』で一般映画デビュー後に活かされます。

 

病院を舞台にしたコメディ映画『病院へ行こう』『病は気から 病院へ行こう2』と見比べて、本作を監督した経験がどう活かされているか確かめるのもいいと思うのです。

 

★★★☆☆(2024年5月15日(水)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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