【映画評】狼男 謎の連続殺人 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。クレームを入れることだけを目的としたカスタマーハラスメントは、反抗できない相手を屈服させる快楽に淫したいためだけだから、性犯罪や猟奇殺人と同質の変態的な悪行です。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『狼男 謎の連続殺人』です。

 

田舎町で起こった殺人事件の真犯人を捜す保安官が、狼男の存在に辿り着く。1972年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はダニエル・ペトリで、出演はデヴィッド・ジャンセン、バーバラ・ラッシュ、ブラッドフォード・ディルマン、ジョン・ベラディノ、ジェフリー・ルイス、ローヤル・ダーノ、ジョン・デイヴィス・チャンドラー。

 

テレビ放送用に作られた映画です。それはスティーヴン・スピルバーグの監督デビュー作である『激突!』と同じです。テレビ放送に耐えられるように、ホラー映画でありながらグロ描写は控えめです。

 

グロ描写が控えめで、かつ保安官が殺人事件の真犯人を追うというストーリーなので、ホラーというよりサスペンスやミステリーに近いです。狼男というオカルト的要素を除けば、よりサスペンスやミステリーになります。

 

上掲の画像でご覧のとおり、狼男の特殊メイクがショボいです。ただの毛深いおっさんにしか見えません。保安官役のデヴィッド・ジャンセンが襟を開き、濃い胸毛をアピールするので、本作は毛深いおっさん対毛深いおっさんという構図になります。ジャンセンの胸毛アピールは作品への集中力を削ぐレベルです。誰も注意しなかったのでしょうか。

 

狼男が出るホラー映画を期待すれば、肩透かしを食らって落胆します。しかしサスペンスやミステリーだと思えば、74分という上映時間の短さも相まって、気軽に観ることのできる可もなく不可もない作品になるのです。

 

★★☆☆☆(2024年4月25日(木)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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