【映画評】新・未亡人下宿 初開き初入れ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。建設国債を防衛予算に充てるのは、借金して戦争をするということで、サラ金から借金してまでギャンブルにハマるのと同じです。日本政府はギャンブル依存症にまで堕ちましたか。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『新・未亡人下宿 初開き初入れ』です。

 

性欲溢れる男子学生たちが熟れた未亡人の下宿生になる。1981年公開の日活ロマンポルノ作品。監督は山本晋也で、出演はすばる卿子、豪田路世留、岡美由紀、植村マリ、シティ・ボーイズ、ダブル・コミック、ミスター梅介、港雄一、たこ八郎、友川かずき。

 

山本晋也監督のコメディポルノです。ピンク映画でシリーズ化し、日活ロマンポルノではシリーズ第7作です。男子学生役で大竹まこと、きたろう、斉木しげるのシティ・ボーイズが出演しているのは、今となっては意外なキャスティングです。

 

たこ八郎と友川かずきが警官役で出演しています。パトロール中の暇つぶしに二人が路上ディープキスをするシーンは、何を見せられているのだろうという気持ちになります。ほとんどビョーキ!

 

作品は終始コメディ調です。濡れ場はあっても、それほどエロくありません。そこに友川の楽曲が流れるので、更にエロさは薄れます。ポルノとしての実用性は乏しいです。

 

若い男子学生を虜にする未亡人と、若い男子学生を奪還しようとする女子学生の世代闘争があります。闘争的な女たちに比べ、男子学生ら男たちは情なく頼りない存在に描かれます。これらのことから山本監督に若松孝二と共通するフェミニズムを読み取ることができるのです。

 

★★★☆☆(2024年4月12日(金)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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