どうも。大学時代に「サークル無所属者によるサークル」という冗談を言ったことがあります。自民党の菅義偉グループは「無派閥という派閥」です。これは冗談ではなく欺瞞です。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『不良番長 出たとこ勝負』です。
舞台を磐梯山麓に移して暴れまくるお馴染みカポネ団の面々(映画.comより引用)。1970年公開作品。監督は内藤誠で、出演は梅宮辰夫、谷隼人、渡瀬恒彦、大信田礼子、夏珠美、山城新伍、安岡力也、鈴木やすし、由利徹、南利明、大泉滉、上田吉二郎、小松方正、安部徹、待田京介。
梅宮辰夫主演の「不良番長」シリーズ第8作です。カポネ団はお馴染みの顔ぶれです。由利徹や南利明がチョイ役で笑いを取っていきます。
渡瀬恒彦と待田京介がゲスト出演しています。芸能界喧嘩最強論議で名が挙がる渡瀬と安岡力也に加え、大山倍達の一番弟子である待田がいるとなれば、芸能人武勇伝マニアは胸騒ぎしますね。
カポネ団は暴力団の賭場荒らし、愛人斡旋業、なりすまし詐欺、埋蔵金発掘と一攫千金ビジネスに挑戦し続けます。その姿は俳優業のみならず、漬物製造販売業に手を広げた梅宮の生き様と重なるものがあります。
大まかなストーリーは他のシリーズ作品と同じです。マンネリと言われたら、そのとおりで間違いありません。しかし、エロとヴァイオレンスで観客の欲望を刺激して、徹底的に娯楽性を追求する本作は面白いのです。
★★★☆☆(2023年12月18日(月)インターネット配信動画で鑑賞)
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