【映画評】ゾンビ特急地獄行き | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。能登半島地震で初動が遅れた自衛隊を擁護するため、自称愛国保守が出来なかった理由を挙げれば挙げるほど、自衛隊が何も出来ない無能集団に貶められます。自衛隊が可哀想です。愛と甘やかしは同義ではありません。批判するのが愛です。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ゾンビ特急地獄行き』です。

 

20世紀初頭を背景に、満州で発見されたミイラを積み込んだシベリア横断鉄道の車内で起きるさまざまな恐怖の連鎖を描く(キネマ旬報WEBより引用)。1972年製作のイギリス・スペイン合作映画で、日本劇場未公開作品。監督はユージニオ・マーティンで、出演はクリストファー・リー、ピーター・カッシング、アルベルト・デ・メンドーサ、シルヴィア・トルトーサ、フリオ・ペーニャ、ヘルガ・リーネ、ホルヘ・リガウド、アンヘル・デル・ポーゾ、アリス・ラインハート、テリー・サヴァラス。

 

ハマープロダクション製作映画のスター俳優である、クリストファー・リーとピーター・カッシングが共演し、更に『刑事コジャック』のテリー・サヴァラスも出演する豪華キャストです。しかし日本劇場未公開であり、『ホラー・エクスプレス』のタイトルでソフト化されました。

 

設定が『北京原人 Who are you?』と『シベリア超特急』をミックスしたようで不安になりますが、これらほど酷い作品ではありません。閉鎖的空間で怪物が暴れ回るシチュエーションはエイリアン』の源流ではないかと深読みしたくなります。

 

合作映画ゆえに、落ち着いたイギリス流の演出と派手好みのスペイン流の演出が入り混じり、多少のアンバランスを感じさせます。またストーリーに多くの要素を詰め込み過ぎ、それらを整理しないままで強引にオチを付けるというB級映画にありがちな結果になっているのです。

 

★★☆☆☆(2023年12月13日(水)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

 

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