【映画評】怪奇!!幽霊スナック殴り込み! | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。「政治資金報告書の費目にはっきり『裏金』と書けば、裏金にならないんじゃないですかね」と小泉進次郎議員が爽やかに話すことを期待しています。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『怪奇!!幽霊スナック殴り込み!』です。

 

服役中の夫を待つスナックのママを窮地から救うため、夫と刑務所で同房だった渡世人が立ち上がる(映画.comより引用)。2006年公開作品。監督は杉作J太郎で、出演はタナダユキ、リリー・フランキー、大槻ケンヂ、横山剣、安齋肇、みうらじゅん。

 

漫画家の杉作J太郎が監督した映画です。初監督作『任侠秘録 人間狩り』と同日公開であり、わざわざ二本立てにしたことに往年のプログラムピクチャーへの愛が感じられます。

 

杉作は監督、企画、製作、脚本、撮影、出演まで兼任しています。『鉄男』の塚本晋也や『シベリア超特急』の水野晴郎(MIKE MIZNO)のようです。製作費とスタッフが少ない自主映画では、ありがちな話です。

 

本作はキャストもスタッフも杉作監督のサブカル人脈で集められた素人ばかりです。それ故に演技が下手だったり、撮影技術が稚拙だったりという欠点が見られます。これらの点から、本作は正に自主映画です。

 

本作には、後に『万引き家族』によってカンヌ俳優となるリリー・フランキーも出演しています。役者を生かすも殺すも監督の腕次第です。本作のリリーがどうなっているかを確認するために観るのです。

 

☆☆☆☆(2023年11月16日(木)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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