【映画評】7つの大罪 欲望に囚われて | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。東京五輪だの大阪万博だの大型イベントで日本をドカンと景気回復させようとする、ダメな広告代理店的な発想が日本をもっと衰退させていきます。本当に景気回復させたいならば、カッコ悪くても地道にコツコツと稼ぐのが最適です。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『7つの大罪 欲望に囚われて』です。

 

オークションで7枚組の絵を入手した富裕家族が、絵に秘められた呪いの力で狂い始める。2019年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はロルフ・カネフスキーで、出演はリチャード・グリエコ、タラ・リード、ジェシカ・モリス、ルーカス・ハッセル、マーク・ジャスティス。

 

本作の絵で描かれた、キリスト教における7つの大罪とは「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「暴食」「強欲」「色欲」です。映画『セブン』では、その7つの大罪に沿って連続猟奇殺人事件が起こります。

 

そうした教養や「芸術が人を狂わせる」という深みのあるテーマを扱いながら、本作はエログロなB級ホラー映画に仕上がっています。

 

エロ描写もグロ描写もありますが、7つの絵を描いた画家の亡霊が特殊効果なしで現れたり、絵の中から出て来る幻獣たちが着ぐるみだったりというチープ感が強く印象に残ります。

 

結局ホラー映画でありながら、恐怖より笑いを得られるのが本作なのです。

 

★★☆☆☆(2023年6月27日(火)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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