どうも。当初の目標である48時間以内のウクライナ首都占領に失敗し、徐々にウクライナから反撃されているのに、目標をウクライナ東南部占領に縮小して勝利宣言しようとするプーチン大統領はカッコ悪くて糞ダサい小物です。全世界で嘲笑してやりましょう。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ゴジラvsコング』です。
モンスターの戦いで壊滅的な被害を受けた地球。人類は各地で再建を計り、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務にあたりながら、巨大怪獣のルーツの手がかりを掴もうとしていた。そんななか、ゴジラが深海の暗闇から再び姿を現し、世界を危機へ陥れる。人類は対抗措置として、コングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出す。人類の生き残りをかけた戦いは、やがてゴジラ対コングという未曽有の対決を引き起こす(映画.comより引用)。2021年日本公開作品。監督はアダム・ウィンガードで、出演はアレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘイリー、デミアン・ビチル、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、ケイリー・ホトル、ランス・レディック、カイル・チャンドラー、小栗旬。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に『キングコング 髑髏島の巨神』が合流するハリウッド版怪獣特撮映画です。物語もゴジラ側とコング側で進行して終盤で合流します。ゴジラ側は前作『キング・オブ・モンスターズ』から数年しか経っていないので、前作の登場人物がいます。それに対し、コング側は前作『髑髏島の巨神』から数十年も経っている設定なので、前作の登場人物は現れません。
ゴジラ側には日本人キャストとして小栗旬が出演しています。『キング・オブ・モンスターズ』における渡辺謙の枠を引き継ぎ、同作で渡辺が演じた芹沢博士の息子役を演じています。ハリウッドデビューに白目をむいて熱演する小栗を見ることができます。
日本版『ゴジラ』シリーズへのオマージュとして、あの機械獣が登場します。また本作の「オタクが世界を救う」という価値観は『シン・ゴジラ』に近いものがあります。これも日本版『ゴジラ』シリーズへのオマージュでしょう。
ゴジラとコングの最終決戦地は香港です。これは香港映画『北京原人の逆襲』へのオマージュでしょうか。ロボット特撮映画『パシフィック・リム』でも最終決戦地は香港であり、それはネオンが綺麗な香港の街は壊し映えするからだと勝手に想像します。ゴジラとコングに破壊されても地元が映っているからなのか、本作は中国で大ヒットしました。
ゴジラとコングの格闘シーンは、コングが表情豊かなこともあって引き込まれます。しかし、そこに注力したせいで人間ドラマの部分が軽薄になっている感があります。日本版『ゴジラ』シリーズは重厚な1作目から回を重ねる毎に軽さを増していきました。そこは真似して欲しくなかったと思うのです。
★★★☆☆(2022年3月24日(木)DVD鑑賞)
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