ABS秋田放送に竹本多佳良アナウンサーがいます(プロフィールはこちら)。入社2年目の若手アナウンサーです。
入社1年目の新人時代、5分間のミニニュース番組で原稿を読ませると、必ず噛みました。この噛み癖はアナウンサーにとって致命傷です。しかし、この噛み癖のおかげで竹本の存在が記憶にインプットされてしまいました。「噛んだら竹本」という認識法です。2年目の今も噛み癖が治らないので、この認識法は有効です。
竹本の噛み癖は、その職業にとって致命傷となる性質が、むしろ有効活用されるという点で、お笑いコンビ宮下草薙の草薙航基のネガティブ思考と似ています。ネガティブ思考で極度の人見知りである草薙は、お笑い芸人失格のはずですが、むしろその態度が他の芸人との差異を際立たせ、存在を記憶にインプットさせるのです。それでいて、草薙は徐々に芸人としての腕を上げており、ネガティブ思考から脱却しつつあります。それでファンが飽きるかと言えば、そうでもありません。ファンは草薙の成長過程も楽しんでいます。同様に、竹本の噛み癖も、いつか治るのではないかと竹本の成長を期待して聴いてしまうのです(しかし、まだ治りません)。今期待の若手芸人である草薙と被っている、竹本は時代の波に乗っています。
竹本の同期入社アナウンサーは、林さくらアナウンサーとウーデンジェニファーアナウンサーです。3人が同期というだけで、プロレスファンの私は新日本プロレスの闘魂三銃士になぞらえてしまいます。毒舌キャラの林は蝶野正洋で、ハーフゆえに国際的キャラのウーデンは武藤敬司で、噛み癖という不器用キャラの竹本は橋本真也です(岐阜県出身の林が同県出身の橋本ではないかという意見はキッパリ無視します)。ファイトスタイルも生き様も不器用でしたが、プロレスファンに愛された橋本こそ、噛んでも愛される竹本に重なります。ちなみに、竹本たちの先輩で小柄な鴨下望美アナウンサーは獣神サンダーライガーです。
ここまで竹本の噛み癖だけで話を引っ張ってきましたが、竹本の個性はそれだけではありません。今年のABSまつりで販売されたオリジナルクリアファイルは全アナウンサーのサイン入りで、そこで竹本のサインはクセのすごさを発揮しています。私が模写しました。
本当です。嘘はついていません。このツイートの画像で確認してください。
噛み癖といい、クセのすごいサインといい、竹本のキャラクターは何か人を惹きつけるものがあります。それは、他局であるAAB秋田朝日放送の藤盛由果アナウンサーも魅了するほどです(証拠ツイートはこちら)。この中毒性は竹本多佳良中毒と言ってもいい症状です。竹本多佳良中毒者が増え続ければ、竹本は秋田ナンバー1アナウンサーと称されるでしょう。そして、その地位に上り詰めた時、竹本は「時は来た!それだけだ……」と言うのでしょう(1990年2月の新日本プロレス東京ドーム大会において、アントニオ猪木とのタッグ対決を前に橋本が放った迷言より)。
ABS秋田放送を視聴したいなら、秋田へおいでよ!(ラジオ番組はradikoで聴けます)
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