【映画評】NINE ナイン | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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拉致されて一軒家に監禁された見知らぬ9人の男女。生き残った者1人だけが大金を得られるというルールの下、疑心暗鬼に陥った彼らは本性を剥き出しにしていく。2005年製作で、日本劇場未公開作品。監督はスティーヴン・R・モンローで、出演はデニス・ホッパー、ケリー・ブルック、イポリット・ジラルド、スージー・エイミー。
 
デニス・ホッパーが神父役で出演しています。ホッパーがこれまで演じてきた役や私生活での行状から、聖職者役は最もミスキャストのような気がします。ところが、そんな先入観を裏切るかのように、ホッパーは神父役を卒なくこなしています。本作と同時期に『ランド・オブ・ザ・デッド』において、強欲な権力者の役を演じていたので、その反動で精神的にバランスが取れたのでしょうか。
 
本作は『CUBE』と『ソウ』と『バトル・ロワイアル』をミックスしたような作品で、何となく既視感がある出来になっています。しかし、それら3作品ほど質は高くありません。柳の下に何匹も泥鰌はいないのです。
 
★★☆☆☆(2019年5月15日(水)DVD鑑賞)
 
同名のミュージカル映画があるので、お気を付けください。
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