第十七課 地圖。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

明治二十六年発行の『新撰小學讀本巻五』を紹介します。なお、読み易くするため、地の文は平仮名に統一し、文字化けを防ぐため、漢字は所々新字体に改めます。
 
第十七課 地圖。
 
地面は一様に平かならずして、高き所と低き所とあり。其少しく高き所を丘と云ひ、一層高きものを山と云ふ。又山と山との間を、谷と云ふ。
山より流れ出づる水は、谷に集り、谷川となる。數多の谷川相集り、其水次第にまして大河となり、遂に海に入るものなり。
高山に登れば、數多の山川、原野、町村、等は、一目に見ゆるものなり。故に、上より見おろしたる圖を、書くことを得べし。之を地圖と云ふ。
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【私なりの現代語訳】
 
地面は一様に平ではなく、高い所と低い所があります。その少し高い所を丘と言い、一層高いものを山と言います。また山と山との間を、谷と言います。
山から流れ出る水は、谷に集まり、谷川となります。数多くの谷川が集まり、その水が次第に増して大河となり、最終的に海に流入します。
高山に登れば、数多くの山や川、原野、町や村などは、一望できるものです。故に、上から見下ろした図を、書くことができます。それを地図と言います。
 
【私の一言】
 
青森県の田舎にいる古老たちは、「地図」と「知事」を言い分けることができません。「寿司」と「煤(すす)」も駄目です。
 
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