新垣結衣『けもなれ』大爆死で『逃げ恥』続編の出演を了承か
“ワンチャン”の芽が出てきたことで、TBS関係者は小躍りしているという。
10月期のドラマが続々と最終回を迎える中、2016年にドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を大ヒットさせた脚本家の野木亜紀子と新垣結衣が再タッグを組んだ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)は、“大本命”との前評判もむなしく全話平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大撃沈。日テレドラマでは、賀来賢人主演の『今日から俺は!!』、Sexy Zone・中島健人主演の『ドロ刑』の後塵を拝し、3位と形無しだった。
「同作では三十路を迎えた新垣が、これまでの清純路線を転換して禁断のベッドシーンを公開。しかし、1話目からパワハラに苦しむ新垣を見せられ、彼女の最大の魅力だった“ガッキースマイル”が消えていたことで、視聴者にそっぽを向かれてしまった。逆に『今日から俺は!!』でヒロインを務めた清野菜名は、1980年代の“聖子ちゃんカット”がハマり、透明感のある演技で新世代ピュア系女優として大ブレークの兆しを見せています」(テレビ誌ライター)
そんな新垣の爆死で“棚からぼた餅”の可能性が出てきたのが、TBSだという。
「“爆死女優”のレッテルを貼られた新垣が、女優価値を取り戻すために、これまで断り続けてきた『逃げ恥』の続編を了承したといいます。くしくも、同ドラマの原作漫画も来年1月25日発売の『Kiss』(講談社)3月号で続編の連載が再開されることが発表されており、その部分を特番として4月に放送する交渉が進められているようですよ」(テレビ関係者)
日テレドラマといえば、1月期に放送された『anone』で広瀬すず、4月期に『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』で菜々緒、そして7月期には『高嶺の花』で石原さとみが大爆死。日テレに絶縁状を叩きつけたと言われている。どうやら新垣も、その仲間入りをしそうだ。
転載元:日刊サイゾー
【ここから私の意見】
視聴率なんてものはテレビ業界内部だけが気にすればいい数字です。私たち視聴者は視聴率など気にせず、自分が気に入った番組を観ればいいのです。しかし、特に民放テレビ局では、お金を出してくれるスポンサーあってのものですから、0.1%の上下で一喜一憂します。その結果、連続ドラマの場合、視聴率を気にするあまり、途中でストーリーやキャラクターを変更することもあるそうです。テコ入れと呼ばれるもので、それによってドラマが面白くなればいいのですが、逆につまらなくなることもあります。そうなると、視聴率のせいでドラマがつまらなくなるので、楽しみを奪われた視聴者は視聴率と全く無関係ではなくなります。
ドラマのプロデューサーやディレクターだけでなく、出演している俳優も視聴率を気にしているはずです。どれほど情熱をもって良い演技をしても、視聴率が悪ければ「爆死俳優」とレッテルを貼られ、今後の仕事が減ることになるのですから。転載記事中の広瀬すず、菜々緒、石原さとみ、新垣結衣が日テレに絶縁状を叩きつけたというのは、事実の真偽は別として、プロの俳優として生きていくため、そういう気持ちになったであろうことは理解できます。
既に名が売れた俳優は日テレドラマを敬遠する傾向が生じてくるでしょう。そうなると、日テレドラマは俳優のネームバリューで視聴率を上げられないというハンデを背負って、他局と競争しなければならず、プロデューサーの悩みの種が増えることになります。
しかし、平凡な一視聴者の私から、ちょっと一言よろしいかしら?(デヴィ夫人の口調で)。これからの日テレドラマは、無名の俳優がステップアップするための場として機能すればいいのではないでしょうか。転載記事中の清野菜名は、映画『TOKYO TRIBE』でキレの良いアクションを見せ、テレビドラマ『トットちゃん!』の黒柳徹子役で主演するなど、確かな実力がありながら、まだ一般的知名度が低い存在でした。しかし、日テレドラマ『今日から俺は!!』のヒロイン役でブレイクの兆しを見せたようです。今後の日テレドラマの方向性は、清野のような存在を世に出すことを目的とすればいいのです。
有名俳優ではなく、無名俳優がメインキャストでは視聴率が心配になるでしょう。しかし、無名なのだから視聴率は取れなくて当たり前で、取れたら儲けものくらいの挑戦的な姿勢で行けばいいのです。スポンサーは何とか説得しましょう(他人事)。無名俳優がブレイクすれば、それを恩に着せて専属的に出演させて、俳優の知名度アップとともに視聴率アップという効果も期待できます。何より青田買い好きのマニアックな視聴者を固定できれば、将来的な強みになります。見巧者が多くいるジャンルは洗練されるのが世の常ですから。
こう遠吠えしたところで、一視聴者である私の声は日テレに届くのでしょうか。