本日(6月8日)から、今年の実山椒を収穫し始めました。

たわわに実って、まるで「緑のダイヤモンド」や~(彦摩呂の食レポ調)。


だいたい5mmくらいの大きさになったら、収穫します。


私が収穫するのは、まだ種が白く軟らかい未熟果です。未熟果であれば、種ごと食べられます。成熟果になると種が黒く硬くなり、種を除いて食べなければなりません。面倒臭いです(成熟果を乾燥させ、種と果皮を分離し、果皮を粉末状にしたのが、鰻重などにかける粉山椒です)。


実山椒が未熟果である期間は短く、そのため関西地方での旬に当たる5月には高価で取引されます。昨年5月の大阪府中央卸売市場では、1㎏当たり2,110円です。これが小売価格となれば、2倍近くになります。前述したとおり、正に「緑のダイヤモンド」なのです。
しかし、秋田県における未熟果の収穫時期は6月です。旬から外れた時期なので、関西地方の市場に出荷しても5月の半値以下でしか取引されません。このハンデをどうやって克服するか知恵を絞らなければ、山椒大夫にはなれないのです。
知恵を絞るのも大事ですが、実山椒は手摘みなので、手をせっせと動かして収穫します。今日は記録用の写真を撮ったり、実山椒の生り具合を確認したりしながらの作業なので、一人がかりで約1㎏しか収穫できませんでした。


明日以降は手摘み作業に集中でき、人手が増えるので、収穫量はアップするでしょう。収穫した実山椒をどうやって処理するかについては、後日記事にするので、暫しお待ちください。
先行他社の山椒商品を商品開発の参考にしています。