梅雨入りは発表されていませんが、雨続きで湿った気候になったので、山椒の苗を移植しました。



山椒は、ただ植えれば育つというものではありません。例えば一部の山椒園を例に挙げます。


手前の山椒の木が枯れています。


はっきりとした原因はありません。冬の寒さにやられたのか、肥料の配合が悪かったのか、何か伝染病にかかったのか謎です。唯一の救いは下部の幹から新しい芽が出ていることです。ここからまた育てていきます。


もっと被害が大きい山椒園もあります。今の時期になっても、葉がまばらにしか生えていない木があります。


平地に植えているのが悪いとも考えられます。山椒は、その名のとおり、山に生えているのが本来の姿です。生育環境が理想的ではないのかもしれません。確かに山に近い環境の山椒園だと、枯れにくく元気が良い傾向にあります。


しかし、他の地方では平地での成功例があるので、それだけが原因ではなさそうです。山椒栽培を始めてから、まだ4年目です。これから試行錯誤を繰り返し、経験を積んでいくことで山椒大夫になっていきます。
さて実山椒は順調に大きくなっています。今週から収穫開始します。


先行他社の山椒商品を商品開発の参考にしています。