山椒には雌花と雄花がある。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

当ブログを長らく読んでいても、3年前の2015年春に私が京都視察したことを覚えている方は少ないでしょう。あの時、視察の目的を「家業の研究」とし、詳細を秘密にしてきました。
 
今その内容を解禁します。本場京都へ山椒の栽培方法を学びに行ったのです。あれから3年経ち、我が家の庭に自生していた山椒の苗を育てて、ここまで来ました。
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金属製の支柱の横に1本ずつ植えています。ここだけで110本あり、他の場所も合わせると500本以上あります。
 
山椒と聞けば、鰻の蒲焼きにかけるピリリと辛い粉を思い出すでしょう。あれは山椒の実を乾燥させ、粉末状にしたものです。実は山椒の木に雌雄の別があることは、あまり知られていません。山椒の実がなるのは雌の木です。そして、これが山椒の雌花です。
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その対になる山椒の雄花が、こちらになります。
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一見判別し難いですが、雄花は花びらが黄色くなるので、やがて分かります。雄花は実にならないので、たくさんあっても役立たずかと思いきや、関西では花山椒(中華食材の花椒とは別物)として珍重されています。山椒の実=実山椒ほど辛味はありませんが、噛むと口の中に芳香が広がり、刺身のツマやお吸い物の具などに用いられています。
 
そこで生産者の特権とばかりに、花山椒を収穫しました。
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これほどの量を関西で買おうとすれば、結構な高額になります。今夜は、この花山椒を入れた鍋に挑戦します(前にテレビの旅番組で観た食べ方です)。それだけでなく、花山椒をどう加工すれば商品化できるかの実験材料にもします。もし商品化に成功すれば、当ブログで紹介します。
 
これが山椒大夫への道の第一歩です。これからも、お知らせしていきますよ。
 
先行他社の山椒商品を参考にしています。
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