眞子さまと小室さんの結婚延期について思う。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

眞子さまと小室さんの結婚延期、宮内庁が発表

 
東京(CNN) 宮内庁は6日、秋篠宮(あきしののみや)家の長女眞子(まこ)さま(26)と婚約者の小室圭(こむろけい)さん(26)の結婚を、早くとも2020年まで延期すると発表した。当初は今年の11月に予定されていたが、準備のための時間的な余裕がないことを理由としている。
 
来年は天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に伴う一連の儀式が続く。
 
眞子さまは、宮内庁が同日公表した「お気持ち」の中で、婚約の延期について「色々なことを急ぎ過ぎていたのだと思います」と説明。
 
「結婚についてより深く具体的に考えるとともに、結婚までの、そして結婚後の準備に充分な時間をかけて、できるところまで深めていきたいと思っております」と語った。
 
ともに国際基督教大学(ICU)の学生だった眞子さまと小室さんの結婚式は11月4日に東京都内のホテルで行われ、これに先立つ来月4日に、一般の結納にあたる「納采の儀」が行われる予定だった。
 
 
 
【ここから私の意見】
 
CNNのニュース記事を基にしたのは、これが海外向けの公式な発表であり、国内向けのような皇室に対する(右からの左からの)余計なバイアスがかかっていないからです。宮内庁が発表した事実のみで、客観的な記述になっています。
 
私個人は所詮「他人の家の出来事」だと見ているので、御両人の判断にケチをつける野暮なことはしません。しかし、延期の原因と噂されている「週刊誌報道」について、少々思うところがあります。日刊スポーツがまとめたところによると、次のとおりになります。
 
“昨年12月発売の「週刊女性」が口火を切った。同誌によると、小室さんの母親には過去に交際していた男性がおり、10年9月に婚約。母親はその後、男性に400万円以上を借り、返済していないと報じた。生活費のほか、小室さんの大学の入学費や授業料、留学の資金に充てられたとした。男性は約2年後、婚約解消する旨を伝えたという。
 
今年に入り、「週刊新潮」と「週刊文春」も同様の記事を掲載している。
 
これらの記事によると、小室さんが小学生のころ、父親が亡くなった。母親はその後、男性と交際するようになり、金銭的支援を受けるようになったという。記事は、男性が交際を解消する際、文書で返金を求めたが、母親は「お金は贈与されたもの」と主張し応じなかったとしている。
 
一方、「週刊女性」は、母親が彫金師の男性と交際していたこともあったと報じている。”
 
小室さんの母親と交際し、金銭的支援した男性が交際を解消する際、文書で返金を求めたという事実は、別れた男が「デートの時おごったメシ代返せ!」と女に迫っているようで、私個人の価値観では非常にみっともないです。そんなことを平気でやる男は、人間の器がかなり小さいです。そいつの言うことは、あまり信用できません。
 
この「借金トラブル」や他の男性との交際歴を報じ、小室さんの母親のイメージを悪くすることで、眞子さまとの結婚も息子をダシに使って皇室から金をタカろうとする企みだと印象操作している向きもあります。しかし、小室さんの母親はシングルマザーとなったことで、外に出て働かざるを得ないのであり、社会に出れば異性と交際する機会が増えるでしょう。相手方も独身であれば、不倫ではないので非難されるものではありません。それを外野がとやかく言うのは、「おかあさんだからがまん」しろとシングルマザーに対する不当な抑圧に化け、シングルマザーが働きに出るのを委縮させる結果にもなります。「週刊誌報道」に簡単に乗っかり、とやかく言う人間は、そうしたことにも無自覚なのでしょう。
 
「週刊誌報道」を鵜呑みして、眞子さまが悪い親子に騙されているから、婚約解消だと騒ぎ出すバカも発生しそうです。しかし、当事者である眞子さまは結婚する意思を否定していません。特殊な家庭に生まれた自分を理解し、相手方について全て知った上で熟慮を重ねた末の判断でしょう。その判断を否定するのは、眞子さまを一人の大人の女性として見ていないのですから失礼であり、「愛国者」を自称する者であれば不敬の極みです。
 
「週刊誌報道」を総じて見れば、小室さんの母親を悪者にしたり、眞子さまを一人前の女性と見なかったりして、ミソジニー(女性蔑視)的態度が根底にあるようです。皇統問題でも男系主義を強調したり、女性天皇を認めなかったりする論者が優勢なようで、ここにもミソジニー的態度を見ることができます。
 
そう言えば、国会答弁で安倍首相が高圧的かつ攻撃的になるのは、野党の女性議員から質問された場合が多いです。安倍首相が理想とする「美しい国日本」すなわち戦前回帰的社会では、男尊女卑が基本になりますから、やはりミソジニー的態度が当たり前になるのですよね。
 
皇室というセンシティブな話題になると、日本社会に蔓延しているミソジニー的態度が露見するというのは、なかなか興味深いと思うのです(文中の敬称は転載記事に合わせた、単なる便宜上のもので、深い意味はありません)。
 
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