大晦日の「RIZIN」の感想を書く。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

フジ大みそか「RIZIN」視聴率は第2部6・4%

 
フジテレビ系が昨年大みそかに放送した「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 バンダム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2ND ROUND/FINAL ROUND」(午後6時半から11時45分)で、もっとも高い平均視聴率を記録したのが午後7時30分からの120分間で6・4%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。
 
番組は4部構成で午後6時30分からの第1部60分間が4・8%。午後9時30分からの第3部80分間が6・2%。午後10時50分からの第4部55分間が4・3%だった。
 
バンタム級トーナメントで堀口恭司(27)が、決勝で石渡伸太郎(32)を破り、初代王者に輝いた。女子スーパーアトム級トーナメントでは浅倉カンナ(20)が、RENA(26)に裸締めで勝利し、女王に輝いた。
 
スペシャルワンマッチでは、タレント野沢直子の長女、真珠・野沢オークライヤーは、チェルシー・ラグラースに腕ひしぎ逆十字固を決め勝利するなど、見どころの多いカードが組まれた。
 
転載元:日刊スポーツ
 
【ここから私の意見】
 
視聴率が2016年大晦日より落ちてしまった「RIZIN」です。この日は、NHKの「紅白歌合戦」の裏で、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!SP」が民放トップを取るのは恒例として、テレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」&「孤独のグルメSP」が民放第2位に大躍進するという事態が起こり、テレビ朝日、TBS、フジテレビの3局は割を食ったことになります。
 
試合内容としては、那須川天心、ミルコ・クロコップ、堀口恭司の強さが、これでもかと伝わりました。那須川はキックボクシングルールのトーナメントにおいて、1回戦の浜本“キャット”雄大を飛び膝蹴りで、決勝戦でボクシング出身の藤田大和をパンチで沈めるという圧勝ぶりです。キックルールなら無敵の19歳と誰を闘わせるか、RIZIN運営側は悩みどころです。
 
ミルコは今年の大晦日に引退するので、これから数試合はカウントダウン的な扱いになります。それで高阪剛のようなベテラン日本人選手を当てても、今回のような圧勝ぶりを見せてしまいます。下手すると、引退試合まで連勝するかもしれません。年末の有馬記念で引退するとは思えない走りを見せたキタサンブラックではあるまいし、RIZIN運営側は、もっとミルコに危機感を与える若い強豪をぶつけて、ミルコを燃え尽きさせるべきです。
 
堀口には無駄な動きをせず、相手を確実に仕留める強さがあります。野球選手で言えば、イチローみたいな感じです。強過ぎるあまり、RIZINで対戦相手がいなくなると、またアメリカのUFCに戻ってしまいそうな心配があります(私は、アーセン井上を瞬殺したマネル・ケイプが堀口を破ったら面白いのにと期待していましたが)。
 
女子部門では、浅倉カンナがRENAを破るという番狂わせ(と言ったら浅倉に失礼ですが)がありました。29日には、KINGレイナがシンディ・ダンドーワに判定負けしているので、レイナとRENAが負けたことになります。今年成人式を迎える浅倉は、まだ成長するでしょう。追われる者から追う者に立場が変わったRENAが、成長著しい浅倉からトップの座を奪還すべく、どう巻き返しを図るかが今後の注目です。
 
レイナについては、もう「打倒ギャビ・ガルシア」の流れに乗らなくてもいいのではないかと思います。29日のガルシアVS神取忍戦は、ガルシアの12㎏重量オーバーというプロ失格の愚行で中止になりました。それで大晦日に両者がリング上で挨拶をしたのですが、その茶番感が半端なかったです。昔「ガキ使」でやった、覆面プロレスラー・ダイナマイト四国が試合直後に肉離れで敗北→リング上で挨拶というコントみたいでした。若いレイナは、ある程度ビッグマウスのキャラクターを維持しながら、茶番に付き合うことなく、強さを追求した方が良さそうです(攻めの決め手に欠ける弱点を克服すべきです)。
 
他には、真珠・野沢オークライヤーVSチェルシー・ラグラース戦での野沢直子のワイプ芸や、五味隆典VS矢地祐介戦でPRIDE世代選手との世代交代が起こったことなど、小さな見所はありましたが、全体的に爆発力を欠く内容でした。今大会で勝利した選手が、どうやってネームバリューを上げていくかが重要で、マッチメイクのみならず、(練習の支障にならない程度で)プロモーション活動も強化するのがRIZIN運営側の今後の課題でしょう。
 
RIZINの起爆剤になるかどうかは分かりませんが、高谷裕之VSバータル・アズジャブハラン戦の試合後、アズジャブハランを売り込んだ元・朝青龍が「RIZINと組んでチーム朝青龍、モンゴルの若手選手をどんどん送り込みたい」とリング上でアピールしたことに注目したいです。若手選手だけでなく、元・朝青龍もやるのか⁉ 何なら元・日馬富士も出てこいや!(元・把瑠都がタレント業の旨味を知ってしまったので、相撲枠は空いていますからね)。
 
RIZINオフィシャルサイトはこちら
 
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