2020年東京五輪の開閉会式演出について | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

東京五輪の開閉会式演出、椎名林檎さんらチーム

 
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は20日、大会で実施する計4度の開閉会式で発信するメッセージや演出の方向性を検討する「4式典総合プランニングチーム」を発足させた。
 
メンバーには、リオデジャネイロ五輪の閉会式で安倍首相が人気キャラクター「マリオ」に扮(ふん)する演出を指揮したクリエイティブディレクターの佐々木宏さん(63)や映画監督の山崎貴さん(53)、ミュージシャンの椎名林檎さん(39)、狂言師の野村萬斎さん(51)ら8人が選ばれた。
 
チームは4式典を、連続するストーリー性のある4部作と捉える基本プランを作成し、来年夏までに各式典を統括する監督の人選も行う。佐々木さんは「東京発の強いメッセージを届けることが大切と考えます」とコメントしている。
 
 
【ここから私の意見】
 
プロジェクションマッピングなんかを使って、クールジャパンとやらを押し出し、電通など広告代理店のセンスを見せつける、薄っぺらな開閉会式になりそうな予感がする顔ぶれですね。
 
山崎貴と言えば、日本テレビが製作委員会に参加しているALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『寄生獣』二部作、『海賊と呼ばれた男』、『DISTINY 鎌倉ものがたり』を監督してきました。更に日本テレビが中継放送する日本アカデミー賞の最優秀監督賞を、2006年に『ALWAYS 三丁目の夕日』で、2015年に『永遠の0』で受賞しています。そして、日本テレビ=読売グループは、東京五輪成功に力を注ぐ安倍政権を支持しています。何か点が線で繋がったような気がします。
 
オリンピック開閉会式の演出には、北京五輪でチャン・イーモウが、ロンドン五輪でダニー・ボイルが、リオデジャネイロ五輪でフェルナンド・メイレレスが起用されました。これにより開催国を代表する映画監督が演出するというパターンが出来上がっています。
 
このパターンがあるため、東京五輪の招致が決定した頃から、北野武が開閉会式の演出に意欲を見せてきました。開催地が生まれ育った東京で、1964年の東京五輪も記憶にあり、映画監督として国際的評価を受けている北野としては、自分以外に誰がやるという気持ちでしょう。
 
あくまで山崎はプランニングチームの一員であり、監督するかどうかは別の話です。しかし、もし山崎が監督に決まった場合、日本アカデミー賞を「映画会社の持ち回り」と批判してきた北野は、日本アカデミー賞受賞監督である山崎の監督作に八つ当たりするでしょうかね(長野五輪閉会式に萩本欽一が出演したように、開閉会式にビートたけしとして出演するのはあるかもしれませんけど)。
 
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