さてこのタネ(核)の中の種子から皮を取り除いた仁の話です。福岡県に太宰府天満宮ができる前、そこには武蔵野寺というお寺がありました。その寺の八代目の住職は「筑紫野仙人様」と村人に慕われていました。ところが、このお坊さんは非常に体が弱く、長生きはできないであろうと思われていました。しかし熱心なお坊さんで、一生懸命お勤めを果たしていると、目の前に観音様が現われ、「梅干しのタネの中の仁を毎日一〇個ずつ食べ続けると長寿が約束される」と言われました。そこで、お坊さんは考えました。毎日梅干しのタネが一〇個必要ですが、その果肉一〇個分までは当然食べることはできません。捨てるのは仏の道に合いません。もったいない。そこで、お坊さんは梅干しのタネだけを手に入れるため、村人にお触れを出しました。梅干しのタネを一升枡に山盛り一杯を寺に持ってくれば。春に青梅を一升枡に山盛り一杯あげることにしたのです。そのため、寺では周囲にたくさんの梅の木を植えました。
お坊さんはタネを割って中の仁を食べたのでしょう。八〇歳を超えて長生きしたといわれています。当時は人生三〇~四〇年といわれていた時代ですから、本当に長寿だったといえます。
数代後に、武蔵野寺は戦火に遭って焼失したため、その地を離れ、その跡に太宰府天満宮が建っています。しかし名残は残っており、天満宮には今でも梅干しのタネを入れるセメントの箱が置かれています。ときどき近所の住民が梅干しのタネを袋に入れて置いているのが見られます。
引用元:別冊現代農業2017年4月号「農家が教える梅づくし」
「梅干しのタネの中の仁を毎日一〇個ずつ食べ続けると長寿が約束される」
「梅干しを毎日食べ続けると長寿が約束される」
「梅干しを食べ続けると長寿が約束される」
ということで、我が家では梅干しならぬ梅漬けを手作りし、近所の道の駅などで販売しています。

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