「VR蓮舫」とは? 蓮舫氏の追及に耐えるゲームが謎すぎる
民進党は、蓮舫代表に国会の場で追及される擬似体験ができる「VR蓮舫」の内容を公開した。4月29、30日に開かれる「ニコニコ超会議2017」のPRコンテストに出品しており、イベント期間中に体験できるという。
民進党によると、「VR蓮舫」では、参加者が専用のゴーグルをつけると、国会の場に立つ総理大臣として、蓮舫代表に追及される体験ができる。
体験者は、「一体こんなところで遊んでいる暇がどこにあるのか教えてください」といったような厳しい追求を受けながら、器具で心拍数を測り、平静を保てるかどうかを競う。
民進党は、同会議で、企業や団体によるPRコンテスト「超-1グランプリ」に出場。その中で、「VR蓮舫」を紹介している。投票形式で人気を競い、優勝企業は、賞品としてニコニコ動画内で1000万円相当の広告枠が与えられる。
旧民主党公認のゆるキャラ「民主くん」は3月24日、「『VR蓮舫』に1日1回清き1票ををお願いします。優勝を目指します!」と、自身のTwitter上で投票を呼び掛けた。
民進党は3月27日、「VR蓮舫」を開発した理由について、「ニコニコ会議の場で政治のコンテンツを体験してもらいたい。これまでの政治体験は街宣車に登るなどワンパターンなので、視覚的に面白いものを考えた」と、ハフィントンポストの取材に答えた。
転載元:ハフィントンポスト日本版
【ここから私の意見】
このニュースを知った時の感想は「何じゃそれ! 民進党は本気で政権取る気あるのか?」でした。国会が森友学園問題、共謀罪(テロ等準備罪)法案、PKO陸上自衛隊日報問題、水道民営化法案など揉めている最中に、この発表はタイミングが悪すぎるでしょう。
私のブログで反自民党的な意見が多いので、親民進党の立場を取っているように思われる方がいたら、それは誤解です。私の基本的スタンスは「思想の左右、与党か野党かを問わず、自分の価値基準で判断して、変なことをしていると思ったらツッコミを入れる」です。ツッコミが多いのは、自民党や安倍首相のやらかす変なことが質も量も勝っているからです。
さて、民進党の蓮舫代表は、本人の二重国籍問題で批判されることが多々あります。蓮舫代表が自民党批判する度に、自民党支持者や安倍シンパは「それよりお前の二重国籍はどうなのwww」などと鬼の首でも取ったかのように口に出してきます。
ところで、その自民党支持者や安倍シンパは、安倍首相が2013年9月25日にニューヨーク証券取引所において発した、「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」という言葉との論理的整合性をどう考えているのでしょうか。国境や国籍にこだわらないグローバル思想の持ち主なら、二重国籍にもこだわらないはずです。
安倍首相が、この発言をアメリカ人向けにカッコつけた、まるでジョン・レノンの『イマジン』を気取ったようなリップサービスではなく、本心から出たものとするならば、蓮舫代表を二重国籍問題で批判する自民党支持者や安倍シンパを厳しく咎めるべきです。何しろ安倍首相の政治的思想信条に反することを身内がやらかしているのですから。
または、蓮舫代表を二重国籍問題で批判するのは当然だと考える自民党支持者や安倍シンパは、安倍首相に発言撤回を強く要求すべきです。自分が応援している政党のトップが、自分の思想信条に反する発言をしたならば、それは裏切りです。たとえ海外発信されたものであっても、誤っているものは正すのが美しい日本人であり、誇り高きサムライです。
この事例一つを取っても、安倍首相とその取り巻き連中が如何に論理的整合性を欠く反知性的集団であるかが分かります。安倍首相が最高責任者である内閣総理大臣として、国民の生命や財産をコントロールできる地位にあるのですから、国民はこの反知性にもっとツッコミを入れるべきです。
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