【映画評】危険な情事 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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わずか一度の情事を楽しんだことから女につきまとわれる男の悪夢を描く(映画.comより引用)。1988年日本公開作品。監督はエイドリアン・ラインで、出演はマイケル・ダグラス、グレン・クローズ、アン・アーチャー。
 
1980年代後半の人気者だったダグラス。『ウォール街』で寿司を食い、『ブラック・レイン』で大阪に来たダグラスは、本作で「サムライ健康法」なる本の出版記念パーティーに出席します。何かと日本に縁があるようです。
 
クローズは、『101』において子犬の毛皮でコートを作ろうとする女を演じました。本作では主人公の娘が飼っている兎を虐殺します。何かと動物に縁があるようです。
 
本作はストーカー物の雛形とも言え、ディテールを変えて現在でも流用されています。本作の場合、主人公が幸福な家庭を持った弁護士という、勝ち組エリートなので、それが浮気の代償で酷い目に遭わされても、「ざまあみろ」という感情しか起こりません。むしろ捨てられた女の方に同情できます。
 
結局、主人公の災難は因果応報であって、何ら接触も無いのにかかわらず、執拗に付きまとわれる現代のストーカー被害の方が、不条理で怖さがあります。
 
★★☆☆☆(2015年4月14日(火)DVD鑑賞)
 
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