田代まさし氏 ASKA訪ねて激励「生き方変えられれば、未来が」
開演前には約5年ぶりに記者会見を開き、歌手のASKA(57)=覚せい剤取締法違反(使用)容疑で執行猶予付き有罪確定=と会っていたことを告白。昨年9月頃、リハビリ施設にいたASKAを訪ね「過去を変えられないけど、生き方を変えられれば、未来は待っていてくれる」などと激励。ASKAも黙ってうなずいたという。
イベントでは金銭問題について言及。ピーク時で年収1億円近く稼いでいたというものの、一連の事件を機に出演していた番組側から損害賠償を請求され1億円の借金を背負うハメに。自宅などを売り返済に充てたものの、いまも「4000万円ぐらい残っている」と明かした。このほか「このチャンスに“チャゲ&マーシー”でデビューしようかな」などとブラックユーモアを利かせたトークで客席を沸かせた。
≪薬物で3度逮捕≫タレントとして活躍していた田代氏は、00年9月、女性のミニスカート内を盗撮したとして東京都迷惑防止条例違反で書類送検され罰金5万円の略式命令を受けた。翌年には“のぞき”で現行犯逮捕され、処分保留で釈放されたものの2日後に、自宅の家宅捜索で覚せい剤0.9グラムが見つかり、覚せい剤取締法違反(所持、使用)容疑で再逮捕され懲役2年、執行猶予3年の判決を受ける。
その後、覚せい剤と、大麻取締法違反の両容疑で逮捕され、懲役3年6月の判決を受け服役。08年6月に出所後、今度はコカインを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで現行犯逮捕された。
転載元:Yahoo!ニュース
【ここから私の意見】
出所後は薬物依存症リハビリ施設「日本ダルク」のスタッフとして働きながら、薬物の恐ろしさを訴える講演会も行っている田代氏ですが、世間の風当たりは厳しいようです。マスコミが取り上げることすら許さない論調もあります。
芸能人の不祥事については、一社会人としての制裁を受けてもらうのが当然です。刑務所入りや失業といった、一般人でも被るデメリットから逃れることは許されません。しかし、その制裁を受けた後ならば、芸能界復帰の道を選んでも構わないと思います。作者の人格と作品の評価は、切り離して考えるべきです。歌いたければ歌えばいいし、笑わせたければ笑わせればいいんです。お客さんの視線は冷たいです。「復帰しなければよかった・・・」と悔やむほどの生き地獄かもしれません。本物の才能が無ければ、潰れて消えていきます。お客さんは残酷です。私みたいにヒネクレた客は、その堕ちていく様もニヤニヤしながら楽しむ鬼畜です。それ目当てで、あえて復帰の声を上げたりします。
田代氏の場合、自身の体験を講演会で語っている程度なので、芸能活動とは言い難いでしょう。話の途中でジョークくらいは入れるでしょう。お客さんに話を聞いてもらうためのテクニックですから。田代氏のような薬物経験者に自分のしくじりを語ってもらうのは、薬物犯罪抑止のために効果的だと思います。エリート街道を歩んできた役人が、税金をジャブジャブと使って説得力皆無の啓発活動を展開するより、ずっと効果的です。
それでも、薬物犯罪に手を染めた芸能人が世に出るのを許さないという正義感の強い方もいるでしょう。偉いですねえ。頑張ってもらいましょう!
薬物犯罪芸能人の創作物を世間から撲滅しましょう。不祥事直後の作品回収のみならず、復帰後の作品も消滅させましょう。井上陽水の「少年時代」や槇原敬之の「世界に一つだけの花」が音楽教科書や教材に載るのも許されないことです。徹底的に非難しましょう。
まだまだです。今夏、長渕剛が富士山の麓で10万人オールナイトライブを予定しているそうです。これはいけません。正義感溢れる方は会場に乗り込み、長渕が薬物に手を染めた過去を声高らかに語り、観衆の目を覚まさせましょう。ただし、長渕本人に憧れる、マッチョで熱いファンが多いので、五体満足で会場を後にできる保証は一切ありません。
さあ、どんどん薬物犯罪芸能人追放運動に精を出してください。もしそれができないならば、面と向かわないネット上でだけ威勢良く、水に落ちた犬を叩くことしかできない卑怯者です。そんなことはないですよね?