映画「仁義なき戦い」「トラック野郎」シリーズなどで知られる俳優の菅原文太(すがわら・ぶんた、本名同じ)さんが11月28日午前3時、転移性肝がんによる肝不全のため、東京都内の病院で死去していたことが1日、分かった。81歳だった。すでに11月30日、福岡・太宰府天満宮祖霊殿で家族葬が行われた。喪主は妻・文子(ふみこ)さん(Yahoo!ニュースより)。
『仁義なき戦い』のおかげで広島県出身かと思われがちな文太さんは、東北の宮城県出身です。それくらい観客を信じ込ませる名演だったということです。
『仁義なき戦い』シリーズまでの作品で付いたシリアスなイメージから脱却するため、『トラック野郎』シリーズではコミカルな役柄を演じました。仙台第一高校から早稲田大学に進んだ文太さんは、本当は全て計算して行動していた頭脳派俳優だったのかもしれません。
その知性ゆえに晩年は政治的な発言をすることが多くなりました。しかし、他の運動家や評論家と違い、それが鼻につかないのは、やはり文太さんの人徳がにじみ出ていたからでしょう。
各テレビ局は追悼特番として『仁義なき戦い』シリーズや『トラック野郎』シリーズを放映してください。コンプライアンスなんてナンボのもんじゃい!です。
ご冥福をお祈りします。