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永遠に続く四畳半というモチーフは大学生活に限ったものではない普遍的なメタファーであるという風に読めば、鋭い何らかの回答が各々の四畳半にもたらされるはずであるが、黒髪の乙女との恋路の結末だけが印象に残っているのでこれはやはり純文ではなくラノベに分類されるのであろう。
4つのパラレルワールドに共通の文章をポイントごとに挿入するのはテクニックなのだろうが、まるきり同じことの繰り返しで稚拙に思えた。むしろ悟天とトランクスのフュージョンで鳥山先生が、原稿料はいりませんマジで、とつぶやいていたことを思い出した。夜は短し歩けよ乙女、はファンタジーでとてもよかったけれど、これはモラトリアム小説という感想。