ねじまき鳥クロニクルを読んだ | 圭一ブログ

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圭一のブログです。1984年宮崎県生まれ

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)/村上 春樹

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村上春樹が嫌いだった。23歳か24歳くらいで初めて読んだ。
だんだんその良さが分かっていった。
何も残らないラストに怒りを覚えつつも
鼻につく比喩が途方も知れない深い意味を持つんだってことが
だんだん分かりだした。

この小説は1990年代においてどんな位相を占めているのだろう?
戦争の生々しさと、90年代の若者のだらっとした感触と
その一人ひとりが抱える井戸の底みたいな閉塞感?

皮剥ぎの描写には脱帽でした。
さすがです!