@上野国立博物館
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中国には変な人がたくさんいたんだなあ、
そしてみんな憧れてたんだなあ、という新しい発見が一つ。
行雲流水ってやつすか?いつの時代もパンクスはいたのね。
パンクは尖るだけが能じゃねえ!
ブッダがラオウ並みにでかくて、絵のサイズもバカみたいに巨大な
「仏陀涅槃図」も衝撃を受けたけど、
一番感銘を受けたのは「松林図屏風」
松林図屏風/萩 耿介
¥1,575
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国宝で、日本美術の真骨頂「幽玄」の世界観を表現する代表的なスタイル
「水墨画」の最高峰にある、と言われているらしい。
これ、使われている紙が「下書きに使うような粗末な紙」だそうで、
使われてる道具も筆と墨だけ。
ただ松があって、遠くの松はうっすらと霞んでいて、遠くの方にぼんやり山が見える。
それだけなんだけど、紙の上には無限の広さが表現されていて
人間の営みを淡々と描き続けた長谷川等伯の世界観が濃縮されて
煩悩とか、残酷な出来事とか、小さな幸せとかあれやこれやが全部そこにあるようであり、
なにもないようでもある。
これ、インターネットや印刷された写真からは伝わってこないパワーが凄くあります。
興味のある人は、ぜひ上野に足を運んでみて。