正式には「石造不動明王立像」というらしい。国指定重要文化財となっている。

渋川市赤城町 宮田山不動寺境内の自然洞窟の中に安置されている。

この日、1月28日は年に一度の御開帳の日だ。

三十数年ぶりに行ってみた。

仮設の駐車場に車を止め、この石段を上がっていく。

 

 

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皆手すりにつかまりながら上って行く。お年寄りにはこの階段は無理だろう。

右に行くとなだらかな迂回路がある。

 
スマフォで測ったら傾斜角度は丁度50度あった。

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振り向くと怖いほどの急な石段だ。

手すりから手が離せない。

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登り上げたところにお堂がある。

 

お堂の左手には神社が見えた。神仏習合。

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お堂の裏手の岩山に自然の洞窟があってそこにお不動様が安置されている。

お堂の中を抜けてお不動様を拝むかたちになる。

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ここからでは見えないが、奥に見える階段を上がった所、その左手にお不動様が立っている。

 

先ずはここで100円を払いローソクをいただき、階段を上がって灯明をお供えし参拝🙏した。

写真撮影禁止となっていたので、この先は撮れなかった。

 

高さは166cm 凝灰岩を丸彫りしたという石仏。

一目諦視(片目を半眼、片目をかっと開く) 右手に智剣をとり、左手には羂索(けんさく 縄)を持っている。

実際に暗い岩穴の中に白く浮かびあがる観音様を間近に見ると、霊験あらたかな姿に息を呑む。

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保存会の方がお不動様の説明をされていた。

 

腰のところで二分されていて、下の面に墨で書かれた銘文があり、1251年(鎌倉時代)に造られたことが分かったという。

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お堂の前は狭いのでテラスが設けられている。

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御祈祷が4回あるらしい。

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丁度11時半になり御祈祷が始まった

こんな小さな山の中のお不動様なのだが、お坊さんが4人も来られていた。

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背後に岩山が見える。

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お堂内の右手側でお守りが売られていた。

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珍しい目だしダルマのお守りがあった。

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年に一度しか買えない貴重なお守りなので購入した。700円

良い目が出て運気が上昇するご利益があるという。頭を覗くと七福神と宝船が見える。

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帰りは南側から降りていくことに。

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古い木造の建物が見えたので行ってみることにした。

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たまたま居た保存会の人に聞いたとこころ、ここは檀家がいないお寺(不動尊)だという。住職さんは昨年6月に神奈川県秦野市にあるお寺の副住職が新住職になったという。かつて住職だった方のお孫さんとのこと。今日はそちらから来たようだ。

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この建物は神社で言えば社務所のような所で保存会の方達の休憩所のようなところ、その向こうにある二階建ての建物はお坊さんしか入れない控えの建物だという。

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そしてその建物を南側から見たところ。なんとも風情のある木造の建物。二段になっている軒と1、2階ともにL型の縁側が付いている。まるで旅館のようだ。

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遠くに榛名山、右に子持山が見える。眺めがいい。

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利根川も見える。

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帰りの途中で香ばしい匂いが漂ってきた。露店のダルマ屋さんと焼きまんじゅうが見えた。

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久しぶりに食べたくなった。2本買って帰る。渋川の小竹さんと言っていた。

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2025.1.28