1月14日 ざる観音の縁日に行ってみた。縁日に来たのは30数年ぶりだ。
ざる観音とは通称で、正式には矢落観世音というようだ。長松寺というお寺の境内にあって、毎年この日にだけ縁日が開かれる。
交通誘導員が出ていた。車は右に折れて進むと駐車場へ案内される。
前方に見えるは長松寺 その左手奥にざる観音がある。
畑が臨時の駐車場になっていた。
門をくぐらずに左に進む。
五色の吹き流しが棚引いている、ではなく今日は寒風もなくいい天気だ。
ざる観音の由来がここに記されている。
お線香をお供えする。
来た時から「ボーン」という音が聞こえていたのはこの鐘の音だった。
裾野が長い赤城山が正面に見え、眺めがいい。
正月の縁起ダルマが売られていた。
1軒鍛冶屋さんが店を出していた。農具製造・販売「松永かじ屋」安中市と看板があった。老夫婦がこのバンで一時間以上かけて運んで来たのだろう、包丁や鎌・鉈などの刃物類が並んでいた。
こちらには鍬などの農具が。
コロナ前の写真など見ると、もっと出店があったようだったが、この日は他にお好み焼き、ベビーカステラ、バナナチョコ、たこ焼き、焼きまんじゅうの店だけだった。
昔は竹で編んだざるや籠を売っている店などが広い境内に沢山でていて、人出も多かった印象があるが、30年以上も前の話だ。
群馬のソウルフードの焼きまんじゅうには行列ができていた。
最初に境内に入るなり、焼きまんじゅうを焼く香ばしい匂いが立ち込めていて郷愁をそそられた。
かつては祭りや縁日は当然のこと、小学校の運動会にも店が出ていた焼きまんじゅう。
行列が長いので買うのを諦めた。
この年季の入った上州名物焼きまんじゅうと書かれた「暖簾」と、焼いて味噌を付ける前の串に刺された白いまんじゅうが入った「ガラスケース」や「蒸し器」を見ると、これは本物だと思った。どこから来ているのだろうか、気になった。
2025.1.14