新年明けて5日(日)の8時半、道祖神祭りの櫓の組み立てをするため地域の人たちが徐々に集まってきた。
快晴、風もなく穏やかな天気で良かった。
今年も先生(詳しい先輩)に色々教えてもらいながら作業を進めて行く。
先ずは巻いたワラ縄の扱い方から、十文字のヒモを残して中央から縄の先端を引っ張り出す。
こうすると乱雑にならない。
使う長さの、一広半(ヒトヒロハン)になん本も切っておく。
櫓の設置位置を決める。半径一間ほどの円を書く。
その円に沿って仮杭を16本打っておく。
暮れに準備して置いた竹は、先の枝をある程度残し、他はナタを使って落としていく。コツは枝の方を持ってナタの背で叩く。
16本できたら、竹先を合わせ根本側を切って長さを揃える。
節を落として曲がり易いようにする。
十字に竹を組む。これは16本を縄で束ねる際の台となる。
16本のよじれを直しながら束ねていく。
縄を繋ぎ足しながらしっかりと巻いていく。
正に要となる部分、隙間なくきっちり巻いていく。
割った竹で桶のタガの要領で輪を作る。
この結び方、よく分からなかった。
藁縄だと点火した際に直ぐに燃えてしまうので、櫓と繋ぐ部分は竹でロープの代わりにする
輪っかに三本の引っ張り用の竹が取り付けられた。これで櫓を固定した後でも風向きなどの状況に応じて引っ張り繋を左右に動かすことができる。
続いて纏めた竹を垂直に立たせていく。
20人程が、竹の根本をおさえる者、ロープを引く者、梯子を使って押し上げる者に分かれ、息を合わせて立たせていく。
これにはやっぱり人出がいる。
続いて、竹の根本を円形状に開いていく
よじれを直しながら、少しずつゆっくりと開いていく。
開いたところで杭を打ち直し、竹を縄で縛って固定していく。南側には入口にするため、一か所広めに開けておく。
本来なら輪っかがずり落ちないように縄で縛り吊り下げておく必要があった。
古いダルマは土台をとって縄で数珠繋ぎにする。
ダルマを取り付ける。
胴まわりの竹を取り付けるため縄を縛る。
縄を節のところに巻き結びをして縛ると竹に乗ってもずり落ちない。
周りを竹の枝、杉の枝で覆っていく。
内部はこんな感じ。
本番までには、各家から取り外され持ち込まれた正月飾りや、お札などでいっぱいになる。
正面
後ろから。
2025.1.5
今年も記録として残せてよかった。