5~6年ほど前に買ったオリーブの木、今は高さ2mほどになっている。
鉢植えのためなのか、水や肥料のやり方が悪いのか、いま一つ葉の茂る勢いが良くない。
今年はあまり花が咲かなかった。数少ないこの小さな実も成長するか心配だ。
そんな折、夕方、たまたまこいつを発見。
この鮮やかな色と長く伸びた二本の触覚から直ぐにカミキリムシと分かる。
こいつは、動きも素早いし、直ぐに羽を広げ飛んで逃げる。
直ぐに捕獲する。噛まれないように両脇を指で抑える。
捕まえるとギシギシと鳴く。どこで音を出しているのか。
後でネットで調べたところ、頭の下の所に白い紋があることから、日本固有種のゴマダラカミキリと分かった。外来種のツヤハダゴマダラカミキリには白い紋がないようだ。
外来種の方は、街路樹や果樹などを食害し枯らす特定外来生物に指定され、見つけたら直ぐに駆除するようにとあった。
何れにしろ、こいつも逃がすわけにはいかない。
過去にイチジクの木を、こいつの幼虫(テッポウムシ)にいたるところ穴を開けられ、枯らされた恨みがある。
オリーブの木に卵でも産み付けられたらたまったものではない。
何度となく硬い甲羅のような体を踏みつけ駆除する。
昆虫の殺生はしたくはないが、こいつは別だ。