京都へ行ってきた。
義父の納骨のためにである。といってもこれは私にとっては表向きの
理由であって、内心これ幸いと、旨いものにありつこう、世界遺産をカメラに、
あわよくば、舞妓さんと、ツーショットを、と下心丸出しの京都旅行であった。
日頃良く観るテレビ番組に某国営放送のちりとてちん、がある。
焼き鯖なるものがたびたび登場するのであるが、フランクフルトや、
焼きトウモロコシのように、串に刺して売っているのだが、
あれを買って立ち食いしているところを想像すると、とてもワイルドな気分になる。
それはさておいて、この鯖、押し寿司やら、棒寿司やら、松前寿司やら、酢でしめて
いただくことが多い。もちろん刺身でもうまいが、酢でしめると
とてもご飯に合うのだ。この鯖に関して、かって京都には、福井の若狭から運ばれる
鯖街道といわれる道路があった。(現在もあるのかな?)
現在の福井県小浜市(アメリカ大統領予備選でオバマブームにちゃっかり乗っちゃっている)より
京都市左京区出町柳までの道のりだ。その昔、若狭で獲れた鯖をすぐに
塩漬けにし、夜通し歩いてくると、市場に並ぶ頃一番おいしい食べごろになるという。
その鯖街道の終点に現在、出町商店街があり、そこにうまい鯖がたべられると評判の
店があると新聞にのっていた。
で、これは行かねばと行ってみた。
満寿形屋。創業80年。
失礼だけど、外観はどう見てもうまそうに思えない。
ホント、どこにでもある、商店街の大衆食堂みたい。
予約して行ったのだが、到着が15分ほど遅れ、先にお客さんを入れちゃった、
とのことで、待つこと10分。先に並んで待っていた人達より優先して
席を用意していただいた。
この鯖寿司ふた切れと、うどんのセットで1000円。
高いか安いかは判らないが、この鯖寿司はうまかった。
型で押さえる押し寿司ではなく、シャリのうえに
鯖を置いて、木の芽を散らし、こぶをひく。それを
布きんをかぶせて手のひらで程よい堅さに押さえ込む。
このほどよい堅さが鯖のうまさをひきたてている。
うどんはというと、めんはソフト麺のようであまり好みではないが、
だし汁はうすくちでおいしかった。
で、お土産に、一本4500円の特上鯖寿司を買っちゃった。
その日のホテルでの夜食にと思い、楽しみにして大切に持ち帰ったのだが、
不覚にも夜、飲みすぎてしまい爆睡。翌朝起きてみると、なんと、ナント
同居人、同居人一号、同居人二号、同居人甥一号、同居人甥二号の胃の中に移動していた・・・
気をとりなおして、京都の世界遺産を、見に行こう。遺産が、遺産が、胃酸に・・・
鯖を思い出すたび、胃酸がよんでいる・・・

























