「南部 米須」ですが、地形がダイナミックとあります。
ダイビングで地形?とも思いますが、例えば崖(ドロップオフ)と岩がアーチ上になっていたりみたいなところです。
ここではダイビングの最も不思議な感覚である浮遊感覚がもの凄く実感できます。
NSASなどで宇宙飛行士の船外作業訓練として、巨大なプールでスキューバ装備で訓練しているのがありますが、あれは無重力空間での作業感覚を再現するためですが、スキューバダイビングでは、重力がないかのような移動ができます。
崖を見下ろしたりしながら、水平移動したり、岩のアーチをくぐり抜けたりできますが、これは水に浮いているという感覚ではなく、水に同化して、その空間の中を自由に移動しているという感じが強いのです。
それを最も感じたのが水面に上がるときです。すぐに水面には上がらずに、水面3メートぐらいのところでしばらく安全停止するのですが、これは血液中に含まれている高圧の窒素が十分に排出されるようにするためのものです。
このときロープを掴んで、海底を見ていたのですが、ふと目を上げると、まわりにはファンダイビングから戻ってきた人もたくさん安全停止しています。そのダイバーたちは、水中で足もばたばたさせずに海底から10メートル位のところにただ静止しています。
透明度の高い水中では、ダイバーたちがまるで空中に浮いているように見えます。そのダイバーの頭上にはボートが浮かび、そして太陽の光が輝いています。まるで空にボートがあるような感じです。そのボートから降りたロープを掴んで私も浮いています。
日常では見ることのできないとても幻想的な光景でした。