祝福しろ。結婚にはそれが必要だ -8ページ目

動画紹介01-「ゆっくり文庫」シリーズ:グスコーブドリの伝記-

自分の中で、かなり評価は高いのだが、意外と再生数が伸びない動画がたまにあります。
それがこの「ゆっくり文庫」シリーズの動画です。是非、視聴してもらいたいシリーズです。
http://www.nicovideo.jp/mylist/39107052

【シリーズ全体として】
1.著作権フリー
取り上げた作品、使用しているsoft、動画を作るのに使っている画像
全てフリー。
2.東方
登場するキャラクターは東方シリーズに当てはめている。
3.独自解釈
作品に対して独自の解釈と、独自の補完を行っています。
4.作品解説
その作品が出た時代の背景。作品が受けた影響や、意味を解説しています。



【グスコーブドリの伝記について】
そして、今回の「グスコーブドリの伝記」
宮沢賢治の作品なので、ご存じの方がいると思います。私も小学生時代に読みました。
オリジナルに対して、話の時系列を少し前後させたり、内容を補完する事でかなりわかりやすくグスコーブドリという青年の生涯を理解しやすくなっています。
そして、「自己犠牲」を成したグスコーブドリは正しい事をしたのか?
なかなか、考えさせる作品でした。

荒俣宏講演会、行って来たぜ。

2014年7月20日(日)
「知の巨人」荒俣宏が、愛知県大府市で講演会をひらくというので行ってきた。
「幻想皇帝―アレクサンドロス戦記」をアニメで見て、その後、色々な媒体で荒俣宏の作品に触れて興味を持っていた。
ぶっちゃけ「帝都物語」面白かったしな。
そして、水木しげる先生に「アリャマタコリャマタ」って名前をつけられて作品ちょくちょく出てくるくらいの男だ。
何かないわけがない。そんなわけで、行ってきました。

2014年7月1日に開館した「おおぶ文化交流の杜」に到着。ここで講演会は行われる。
ホールの結構、前の方の席に座って講演に参加。
荒俣宏先生登場。スーツは超シワシワだった。
この時点で、俺の心はがっしり鷲掴みにされた。
そして、スライドで資料を映しながらの方式で講演

2014年7月20日(日)14:00~15:30
「おおぶ文化交流の壮」にて
荒俣宏-講演会「食らう読書術」
『テーマ:本の美味しさを伝える』

【図書館は宇宙】
まず、最初に図書館は一つの宇宙である事を話されていた。
例として、印象に残ったものは
・慶応義塾大学図書館
これの壮大さに荒俣宏もびっくり。
慶應義塾大学の図書館はゴシック建築がなされている。この建築には「天に届く」というコンセプトがあり…図書館という空間に強い意味づけがされている事を話されていた。
知に触れ学ぶという行為を、「天を目指す」行為としてとらえていたのだな…。

【漢字は絵】
「おおぶ文化交流の壮」ということで、大府の「大」の字を取り上げる。
この文字の象形文字を引っ張ってきて
実は絵がもとになっている文字で調べていくとなかなか面白い事をアピール。
「大」は肩をいからせて大きく見せている人を表していてそこから転じて、大きい事や偉大な事を示しているらしい。

【女性の賢さ】:「於大の方」「日本婦道記」「品川浦門訴事件」
「於大の方」
愛知県大府市なんで近くの東浦町の女性偉人:於大の方。この人の話を少ししていた。特に興味がなかったので聞き流していましたが、この人の息子も偉人です。みんな知っているかな~?「徳川家康」って言うんですけどね。
「日本婦道記」
山本周五郎の「日本婦道記」の紹介。女性がただ夫に盲信していたわけでなく、信念をもって強く生きている事を、どんちゃん騒ぎしている維新志士(偽)を追い出す話を通じて示してくれました。
「品川浦門訴事件」
幕末にあった事件を紹介して女性がいかに賢く偉大かを示してくれた。
この事件について、wikiとかにまとめられていなかったので自分でまとめた記事を独立してつくりました。
興味のある方は参照して下さい→「品川浦門訴事件」



【「帝都物語」を書いたきっかけ】
荒俣宏先生の代表作ですね。この本を書いたのは、2冊の本を読んだ事がキッカケだったそうです。

「平将門古蹟考(たいらのまさかどこせきこう)」
著者:織田完之(1842-1923)

「宇内混同秘策(うだいこんどうひさく)」
著者:佐藤信淵(1769-1850)
復刻者:織田完之(1842-1923)


1980年ごろ、荒俣宏が平将門の事を小説に書きたいと考えて、平将門資料を探していたら、国会図書館で上記の二つに当たったらしい。
織田完之は明治時代に水産局に勤めていた人で、愛知県岡崎市出身の人との事。
明治時代、将門といえば天皇に弓を引いた逆賊と思われていたが、「平将門古蹟考」では「平将門は逆賊ではない」として話を展開している。
明治天皇もこの本を読んで「天覧」のハンコが押されたらしい。

【しめ】
こんな感じで、本を読むと仕事の栄養、頭の栄養とする事ができる。
ときに人生を大きく変えるきっかけになる。



「感想」
楽しい話でした。本を読むのは楽しさを再認識でき、また名著:「帝都物語」の出自を知れて良かった。
でも、荒俣先生、「女性が賢い」の部分と「漢字は絵」の部分は「日本の素晴しさ」を示すものですが、今回の「本の美味しさ」とは関係ない気がするのですが…
いや、興味深い話でしたけどね。「品川浦門訴事件」
サイン会で「喰らう読書術」買いました☆
写真も撮っていいよという事で、一緒に写真を撮りました。優しい人です。
よし、改めて帝都物語を読もう。
現在の課題図書を読み終えてから…。





【メモしたけど割愛した情報】
・「おおぶ文化交流の杜」が優れた図書館である理由を色々
・ストラーホフ修道院
・ロンドン自然史博物館の天井画は植物図鑑
・「バラの名前」
・「交」「文」の象形文字
・×は神聖なマーク。胸にある×マークもそれ。
・図書館は情報交換の場として優れているという事
・最初に大府市の副市長が登場して「PFI方式で民間に委託して図書館を運営している」ことを紹介
・副市長の話として「駅から図書館までのバスあるよ」
・荒俣宏の師匠「水木しげる」の漫画も置いてほしいと言っていたこと
などは書くのがしんどいので割愛しました。

品川浦門訴事件

「品川浦門訴事件」「品川浦漁師女房の門訴事件」とも
この事件の概要を話します。wikiとかには載っていなかったので適当に調べてきました。

【参考歴史年表】
1853年…黒船来航
黒船来航を受けて、幕府は砲台を設置する台場を品川浦に建設
1868年…明治元年



【概要】
品川浦の漁民が、砲台の工事で好漁場をなくす。
なんとか、新しい漁場でやっていくために、ケタ網を改良し「エビケタ網」を考案。安定した漁獲を得る。
しかし、その影響で近隣では漁獲量が減たっため、「エビタケ網は違法だ」と代官所に訴える。これを受けて代官所は「エビタケ網」の使用を禁じる。
品川浦の漁民は再度窮地に。男たちは集まって、「直訴しよう」という結論になる。この時代、直訴は重い罪で訴えを聞き入れてもらえても直訴したものは殺されてしまった。
女房たちは「男たちが直訴しようとしている」という話を聞きつける。
女房たちは「男が死んだら、後の生活ができない。直訴などさせず、女だけで門訴しよう」という話になる。

元治元年(1864年)5月1日
女房子供ら総勢120-130名が奉行所の門前につき、土下座。
女たちがとった作戦は
・出来る限りのボロい服を着ていく
・子どもをつれていく
・門内に入らず訴状を役人に渡す

役人に訴状を渡そうと待ち構える。
そのうち、子供たちが泣き叫び、野次馬がぞろぞろと集まってくる。
奉行所はこの女たちに手を焼き、この事を品川の総代が聞きつけて漁師に同情し、結局は穏便に解決することとなり、「エビタケ網」を使って良い事になりました。


【参照資料】
【参照資料】
「水産談義古今東西-幕末江戸品川浦漁師女房の門訴事件」馬場幸男(水産庁 増殖推進部 漁場資源課)
wikiの「黒船来航」
wikiの「お台場」
wikiの「明治」