NY株2年ぶり1万1千ドル割れ、米住宅市場不安などで

【ニューヨーク=池松洋】

11日のニューヨーク株式市場は、政府系住宅金融機関に

対する経営不安や原油価格の高騰を嫌気して大幅に反落し、

ダウ平均株価(30種)は一時、前日よりも250ドルを超えて

値下がりし、2006年7月以来、約2年ぶりに1万1000ドルを

割り込んだ。

 終値は前日比128・48ドル安の1万1100・54ドルだった。

 住宅市場の低迷で資産内容の悪化が

懸念されている米連邦住宅抵当公庫(ファニーメイ)と

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)に対し、

米政府が国有化を検討していると報じられ、

信用不安が高まり売りが集まった。

 ニューヨーク商業取引所で、指標となるテキサス

産軽質油(WTI)の8月渡し価格の終値が

前日比3・43ドル高の145・08ドルと

3日続伸したことも売り材料となった。

もみあい、米大手金融機関の決算を機にいったんは反発も=来週の東京株式市場

[東京 11日 ロイター] 

来週の東京株式市場はもみあいの展開が予想されている。

米国では金融不安が再燃して金融株が軟化。

一方、原油価格の上昇が止まらず、

資源を持たない新興国経済の減速が顕著となり、

市場では不安心理が強まっている。

 クレジット問題が目下の最大の関心事となっているだけに、

来週予定されているバーナンキ米連邦準備理事会

(FRB)議長の上院・下院での証言や、大手金融機関の

決算を見極めたいという姿勢が強い。

半面、米政府が住宅金融大手の連邦住宅抵当金庫

(ファニーメイ)(FNM.N: 株価 , 企業情報 , レポート )と

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)

(FRE.N: 株価 , 企業情報 , レポート )の救済を検討しているとの

報道を受け、米当局の対応には信頼感も高まっている。

大手金融機関の決算を機に、いったんは反発する

タイミングもあるとみられている。


 


 来週の日経平均株価.N225 の予想レンジは、

1万2500円─1万3300円。

今日の株式見通し=上値重い、オプションSQは波乱なく通過の見通し


[東京 11日 ロイター] 

市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均は

上値が重い見通しだ。

米株は反発したが金融不安はくすぶっており積極的な買いを

期待しにくいという。

原油価格が上昇していることも相場のムードを

重くしそうだとみられている。  

オプションSQ(特別清算指数)算出前の需給状況は

ほぼ食い合いで波乱なく通過する見通し。

シカゴ日経平均にサヤ寄せし高く始まった後は、

SQという「タガ」がはずれることで下方向に仕掛ける短期筋の動きが

出る可能性もあるという。  


日経平均の予想レンジは、1万2900円─1万3200円。