観劇予定 『朗読詩情劇「パイロットフィッシュ」』 | Dolphin’s Holiday

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観劇予定の舞台の情報です

 

 

倉本夏希さんが出演する舞台

 

吉川英治文学新人賞受賞作

 

『朗読詩情劇「パイロットフィッシュ」』が

 

9月5日(金)から9月7日(日)の日程で上演されます

 

 

 

 

吉川英治文学新人賞受賞作

朗読詩情劇

パイロットフィッシュ

 

2025年9月5日(金)~7日(日)

新宿シアターモリエール

 

 

人を愛したことのある、すべての人に贈ります

この物語に出会って、あなたの心の記憶を湖に浮かぶのはどんな人ですか?

 

◆ストーリー◆

深夜2時、アダルト雑誌「月刊エレクト」の編集長で46歳の山崎隆二は、かつての恋人・川上由希子から、

19年ぶりに電話を受け取る。

声だけで由希子だとわかった瞬間、彼の中に静かに沈んでいた記憶の湖底が揺れ動く。

由希子は大学時代に3年間付き合った恋人で、今は結婚し二人の子どもを持っているという──

その知らせに、山崎は長らく封じ込めていた過去を思い起こし、自身の人生を振り返り始める 。

 

思い出の中には、同郷の親友の森本、19歳年下で中野でバイトする恋人・浅川七海、

編集部の仲間や恩人の沢井、仕事仲間の五十嵐、デザイナーの野口早苗など、多くの人物が登場する。

それぞれが山崎の人生に影響を与え、特にバイト先のロック喫茶の店長・渡辺(妻・聡子)に温かく迎えられたことから山崎と由希子の関係を深めるきっかけとなった存在だったが、やがて渡辺は・・・

 

由希子との関係は、伊都子との関係が原因で破綻する。

伊都子は由希子の親友でありながら、由希子の恋人である山崎を奪い、その行為が別れを決定づけた。

由希子はその後大学を去り、連絡を絶ったまま、結婚し母となる。

今、再び山崎に連絡を取ったのは、過去にけじめをつけたい気持ち、そして19年前と変わらず繋がっていたいという思いが入り交じっているのだろう 。

 

その一方で、山崎の人生には仕事と恋もあった。

編集者としての恩人沢井が肺癌で入院、山崎自身も「編集の枠を超えた仕事」を意識し始める。

恋人の七海との関係も、19歳違いという隔たりがありながらも、山崎にとっては現在を支える存在だった。

 

物語は、現在の山崎が由希子からの電話をきっかけに、過去への旅を心の中で始め、かつて出会った人々との

やり取りや思い出を回想しながら進む。

一方で、過去は決して終わったものではなく、記憶という形で今も彼の中に生き続けている。

「人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない」

この言葉は、物語の冒頭と終盤に通底し、山崎の人生観を象徴する 。

 

最後に山崎は、由希子との再会を果たす。

二人の会話は過去と現在を行き来しながらも静かで誠実だ。山崎は言う「僕たちの関係は一生続いていく」と。

由希子もまた、別れを誤りだったかどうか確かめるように、山崎と再会したのだ。

 

タイトルの「パイロットフィッシュ」は、水槽環境を整えるために最初に入れる導入用の魚のこと。

物語では、山崎の人生において渡辺や沢井といった人物がパイロットフィッシュのように働き、彼を支え、

環境を整えてきた存在であった。

 

しかしその「魚」はいつしか役目を終え去り、新たな水槽へ移るための決断(=山崎の人生の次のステップ)が促される。

過去の人々との記憶は消えないが、住む「水槽」は変えうる──

それがこの作品が描く深さでもある。

感情の揺れや登場人物の関係性が有機的に絡み合い、「記憶とは何か」「人とのつながりとは何か」を問いかけます。

 

◆出演◆

津田英佑 : 山崎隆二

名塚佳織 : 川上由希子 [ 5日15:00・6日14:00/18:00 ]

たむらもとこ : 川上由希子 [ 5日19:00・7日13:00/16:30 ]

倉本夏希 : 浅川七海

やまうちせりな : 沢井洋子

楓菜々 : 可奈 [ 5日15:00・6日18:00・7日16:30 ]

髙木デリス : 渡辺聡子 [ 5日15:00・7日13:00/16:30 ]

熊木凛 : 渡辺聡子 [ 5日19:00・6日14:00/18:00 ]

岩尾万太郎 : 高木正也

菊地まさはる : 森本

片山浩憲 : 渡辺剛

鈴木秀和 : 沢井速雄

結城遊輝 : 五十嵐

もりたまりな : 可奈 [ 5日19:00・6日14:00・7日13:00 ]

白浜萌 : 野口早苗 [ 5日15:00・6日18:00・7日13:00 ]/伊都子 [5日19:00・6日14:00・7日16:30 ]

香月茉莉花 : 野口早苗 [ 5日19:00・6日14:00・7日16:30 ]/伊都子 [ 5日15:00・6日18:00・7日13:00 ]

 

◆スタッフ◆

原作:大崎善生 「パイロットフィッシュ」(角川文庫/KADOKAWA刊)

脚本・演出:宇治川まさなり

 

音楽(テーマ曲):京介

作詞・歌唱指導(テーマ曲):彩夏子

 

舞台美術:岡田新

舞台監督:武部健太(Boo Boo project)・白井咲花

照明:一場美紀

音響:chapa(S-CRaT)

演出部:和泉ヒカリ・永田元気

WEBデザイナー:高井恵利

宣伝デザイン:高山充希

宣伝カメラマン:硯谷昭広

制作・当日運営:門脇幸(ルーラル・アーティスツ)・西村彩那

制作事務:世良優

 

協力:F.word

企画・製作・運営:「パイロットフィッシュ」実行委員会

 

◆日程と出演者◆

2025年9月5日(金)~7日(日)

5(金) 15:00★/19:00★

6(土) 14:00★/18:00★

7(日) 13:00/16:00

※★印は、終演後にアフタートークを開催します。

※客席開場は開演30分前。

※当日券販売は開演1時間前を予定しております。

※3歳以下のご入場はご遠慮いただいております。

 

◆劇場◆

新宿シアターモリエール

〒160-0022東京都新宿区新宿3-33-10 新宿モリエールビル 2F
TEL:03-3354-6568

URL:https://www.moliere.co.jp/theatre

《アクセス》

JR「新宿駅」中央東口・南口より徒歩5分

都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」A1出口より徒歩3分

 

◆チケット◆

応援席:7,500円(前方4列以内・記念リーフレット希望出演者1名サイン・メッセージ付)

一般席プラス:6,500円(5列目以降・記念リーフレット付)

一般席:6,000円

《予約フォーム》

https://ticket.corich.jp/apply/394482/006/

(倉本夏希さん扱いとなります)

 

◆お問い合わせ◆

E-mail:info@fdot-world.jp