菅野臣太朗演劇倶楽部 2024年本公演
『その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る』を観てきました
場所はシアターグリーン BASE THEATER
本日、千穐楽でした
上演時間 : 約1時間40分 (途中休憩なし)
【アウトライン】
姉が養蜂家になったのは、
両親が不慮の事故で死んだ翌年の春でした。
私も養蜂の仕事をしばらく手伝っていたのですが、
自然密着型の生活に違和感を持ち山を降りました。
今年の夏、
姉が飼っていた60万匹のミツバチが全滅しました。
原因は、農薬、温暖化、自然現象、遺伝子組み換え農作物などと言われていますが、
本当のところはよく分かりません。
私たちは毎日食べている野菜や果物の多く、
例えばトマトやナス、玉ねぎ、リンゴ、さらにアーモンドやコーヒーなどの
主な農産物のおよそ7割は、ミツバチが受粉しています。
そのため、ミツバチがいなくなれば人類は食糧危機に陥ってしまう。
そして、新鮮な食材の価格は高騰し、添加物の入った加工品のみが
店頭に並ぶ日が来るのもそう遠くはないということです。
アインシュタインは言いました。
「もしも、地球上からミツバチが消えたなら、人類は4年で滅亡するだろう」
私は
久しぶりに姉の住む山奥の家に向かいました。
そこには、私の知らない姉が居ました。
そこには、私の知らない姉の人生がありました。
そこに私は、足を踏み入れました。
妹だと偽って。
今回は「食品問題」を題材にした
「真の健康」を見つめ直す演劇です。
貴方は体の中にある龍は舞うのか? それとも眠るのか?
【キャスト】 (以下敬称略)
中右遥日 : 美空茜、養蜂家、姉
永友春菜 : 美空朝陽、妹
石川桃 : 音石沙良、ふるさとエール隊、社員
渡辺りさこ : 河辺結衣、ふるさとエール隊、アルバイト
築比地令華 : 生田目静、ふるさとエール隊、アルバイト
倉田ヨーコ : 小鳥遊鈴芽、養蜂家の娘
井上健吏 : 遊馬大河、農家、夫
水谷千尋 : 遊馬ひかり、農家、妻
神木優 : 榊小次郎、ベジタカントリー、社員
新田えみ : 不動織枝、自給自足生活者
蜂須賀智隆 : 東雲足助、養蜂家
【感想】
菅野臣太朗演劇倶楽部公演は第1回から観てます
内容はアウトラインに書いた通りですが
元養蜂場を舞台に食品問題を題材にした群像劇でした
演者はもちろんのこと観客も体力のいる舞台だったね
浴びせられる台詞に圧倒されましたね
メッチャ面白かったです
終演後、面会が出来ました
ベジカントリー社員・榊小次郎役の神木優さんです
先月の「贋作オスロー」とは真反対な感じの役でした
あとは中右遥日さんと永友春菜さんともお話しさせていただきました
みなさん、ありがとうございました
この公演は今日が千穐楽でした
終わり