キ上の空論 獣三作一作め
『けもののおとこ』を観てきました
場所は紀伊國屋ホール
ロビーに舞台セットの模型が展示されてました
劇場ではパンフレットなどが販売されてました
上演時間 : 約2時間 (途中休憩なし)
【アウトライン】
堀矢未衣(ほりやみい)は少年時代、父親に“女に選ばれる男”になるよう教育されました。
仕事や恋愛、趣味、人生観や美学など、様々な角度から“男”をレクチャーしていく父親でしたが、未衣は、母親に浮気されてシングルファザーになった父親を、心のどこかで見下していました。
母親の事をバグ、エラー、欠陥商品と呼ぶ父親は、執着しているようにも見えました。
父親の想いが功を奏したのか、未衣が中学生になると、周りの女子は、洗練された大人っぽい未衣の姿に惹かれます。
しかし未衣自身はそれらに興味がありません。
ある時、未衣は友達の世良総司(せらそうじ)から『隣のクラスの女子に告白された』と相談を受けます。
気になった未衣は世良に内緒でその女子に近づき、その女子と付き合ってしまいます。
これが未衣の初めての彼女でした。
父親の言葉が浮かびます。
『一番いい女を選ぶ。他は捨てる。』
未衣は父親が望む通り、手あたり次第の女子と関係を結んでは捨てていきます。
やがて未衣は、気持ちのコントロールが効かなくなってしまいます。
未衣は自分の気持ちに蓋をしたまま生きていきます。
【キャスト】 (以下敬称略)
室龍太 : 堀矢未衣
今江大地 : 鏑木
健人 : 世良総司
阿部快征 : 江見カズト/エミックス
井尻晏菜 : 物神ノア/ミーコ/アンナの友達1
林田真尋 : 桜/女/アンナの友達2/秋山
黒木美佑 : アンナ/ヒデミ
岩井七世 : 重木直子/母親
丸山敦史 : ハルミ/杉田/男
久ヶ沢徹 : 堀矢雄一/医者
【感想】
1回目の感想⇒ 舞台 『けもののおとこ』 (1回目)
内容はアウトラインに書いた通りですが
父親から女性に対する過度の教育をされた男の行く末を描いた物語でした
"けもの"なのでどうなるかと思ったら比較的ライトな作品になってましたね
光と影や音での効果が独特でしたよ
メッチャ面白かったです
カーテンコールはダブルでした
この公演は明日(3/31)が千穐楽です
興味のある方は是非
ディナーに続く・・・