あやめ十八番 第十五回公演
『六英花 朽葉』の大正ロマンと昭和モダンを一気観してきました
場所は座・高円寺1
本日、昭和モダンの千穐楽でした
劇場で購入したグッズ
公演パンフレット ¥1,200
他団体に見習ってほしい価格でしたね
他は上演台本、ポスター、過去公演DVDなどが販売されてました
上演時間 : 約2時間15分 (途中休憩なし)
【アウトライン】
『明治の中葉 わが国に初めて映画が渡来するや これを説明する弁士誕生
幾多の名人天才相次いで現れ その人気は映画スターを凌ぎ
わが国文化の発展に光彩を添えたが 昭和初頭トーキー出現のため姿を消すに至った
茲に往年の名弁士の名を連ね これを記念する』
浅草寺境内・弁士塚より
根岸よう子、芸名を郡司葉子と名乗った一人の女優の、九十九年の生涯に今、幕が下りようとしている。女優として数々の栄誉を手にしてきた彼女が死に瀕して思い出すのは、何者でもなかった頃の自分。“芸”に魅せられ、“芸”を追い求めるだけで生きていられた、あの時代。
大正末期から昭和初頭、葉子は活動写真弁士であった。自らを荒川朽葉と名乗り、実兄・荒川木蘭と共に弁士の黄金時代を駆け抜けた。そうして、他の弁士と同じように、トーキーに追い立てられ、磨き続けてきた“芸”を手放した。
あの頃の自分を一つ一つ整理するように、葉子は自らの音無き走馬灯に声をあて、九十九年の生涯を、今、説明せん、と挑む。
【キャスト】 (以下敬称略)
《大正ロマン/昭和モダン》
金子侑加/金子侑加 : 根岸よう子/荒川朽葉、走馬灯の主。映画説明者を経て映画女優へ転身
藤原祐規/吉川純広 : 根岸実/荒川木蘭、よう子の兄。緑風館の主任映画説明者
秋葉陽司/北沢洋 : 根岸正三、実とよう子の父。元は活動写真の俳優で女形
谷戸亮太/堀越涼 : 灰汁惣一郎、映画監督。実の友人
内田靖子/田久保柚香 : 躑躅、玉ノ井・銘酒屋の私娼
溝畑藍/中野亜美 : 苗、玉ノ井・銘酒屋の私娼
蓮見のりこ/川田希 : 柳静子、元・女流弁士。緑風館の館長
鈴木彩愛/庄司ゆらの : 柳すず、静子の娘。見習い映画説明者
武市佳久/齋藤陽介 : 高沢鬱金、緑風館の映画説明者
鈴木真之介/ムトコウヨウ : 水柿博、緑風館の映写技師
北沢洋/秋葉陽司 : 老竹孝蔵、映画説明者に批判的な立場をとる小説家
吉田能/吉田能 : 萩武雄、緑風館の主任楽士。ピアノ他
池田海人/島田大翼 : 郡司要平、楽士。ファゴット/アコーディオン他
吉田悠/吉田悠 : 枯野誠、楽士。パーカッション他
中條日菜子/中條日菜子 : 金春千代子、楽士。ヴァイオリン他
島田大翼/池田海人 : 黒鉄勇、楽士。アコーディオン/ファゴット他
川田希/蓮見のりこ : 根岸フミ、実とよう子の母/「金糸雀」女将/他
吉川純広/谷戸亮太 : 若手監督/映画俳優/他
齋藤陽介/武市佳久 : 助監督/スト扇動者/他
ムトコウヨウ/鈴木真之介 : 若手監督/ガラの悪い客/他
田久保柚香/内田靖子 : 酌婦/オーディション受験者/他
中野亜美/溝畑藍 : 実(子供時代)/酌婦/他
庄司ゆらの/鈴木彩愛 : よう子(子供時代)/娼婦/他
【感想】
あやめ十八番公演の観劇は5公演目でした
内容はアウトラインに書いた通りですが
大正末期から昭和にかけて無声映画で
活躍した映画人たちを描いた物語でした
流行り廃りが激しい芸能の世界で
無声映画にかける情熱に胸が熱くなったね
迫真の演技も生演奏も素晴らしかったです
この舞台のお目当ては…
根岸よう子/荒川朽葉役の金子侑加さんです
オハ劇きっかけですね
冒頭のセリフ量は圧巻でしたね
流石です
カーテンコールはマチネがダブル、ソワレがトリプルでした
この公演は昭和モダンは今日まで
大正ロマンは明日までやってます
興味のある方は是非
また配信は8/13まで視聴可能です
あやめ十八番 【Confetti Streaming Theater】 『六英花 朽葉』 ☆配信チケット | カンフェティ
終わり