カートエンターテイメント プロデュース第十六弾
『帰って来た蛍~令和への伝承~』を観てきました
場所は俳優座劇場
入口でパンフレットを配ってました
販売しててもおかしくないクオリティのパンフレットでした
上演時間 : 約2時間15分 (途中休憩なし)
【アウトライン】
忘れてはならない真実の物語、ふたたび
大東亜戦争末期、昭和20年春。米軍は沖縄上陸に向け大挙殺到して来る。
その米軍に対抗する日本陸海軍は、弾薬・燃料が枯渇し迎撃もままならぬ状況に陥り、
沖縄戦における特攻作戦の大命が下る。
陸軍最大の特攻基地となった《知覧》
全国各地から召集された特攻隊員たちは、まだあどけない表情の残る十代から
二十代前半の若者達であった。
その特攻隊たちの母の代わりとして彼等を手厚くもてなし、無限の情を傾けたのが
富屋食堂の女主人、《鳥濱トメ》であった。
富屋食堂を訪れた大勢の若者たちの中に色白で優しげな青年がいた。
彼の名は《宮川三郎》。
一度出撃し、生きて戻った汚名を着せられ、苦悶の日々の中で僚友滝本との出会い。
親友松崎との再会。
そして宮川三郎は出撃前夜、20歳の誕生日の日に、トメに別れを告げにやって来る。
宮川は明日の出撃の夜、蛍になって帰って来ると約束し、勇躍出撃して行く。
6月6日夜、富屋食堂に奇跡が起こる。
陸軍最大の特攻基地があった鹿児島・知覧を舞台に、
まだあどけなさの残る十代から二十代の若き特攻隊員たちと、
軍指定食堂《富屋食堂》の女将・鳥濱トメさんとの心温まる交流を通して、
この国の未来の為に尊い命を捧げた若者たちの至純な想いを現代に受け継ぐ作品です。
大東亜戦争における日本の哀しい歴史を多くの方々に伝え残していかなければならない
という強い思いが、本公演の継続開催へと繋がっております。
史実に忠実に基づく筋立てに加え、回転盆や映像表現を駆使した表現も盛り込み、
日頃演劇になじみの薄い方々に対しても分かり易い作品づくりを心がけています。
脚本・演出・製作総指揮には特攻の母鳥濱トメ顕彰会会長であり、
映画『さつまおごじょ』監督・脚本・エグゼクティブプロデューサーの柿崎ゆうじが手掛けます。
2008年から公演を続けております特攻隊をテーマとした舞台
『帰って来た蛍』は約5年ぶり、7回目の再演となり、鳥濱トメ役には初演から続く伊藤つかさ。
更に、さとう珠緒、竹島由夏、鹿島良太、半井小絵、原川浩明(花組芝居)、伊吹剛らが出演するなど、
この豪華な出演陣も「帰って来た蛍」シリーズの大きな見所です。
【キャスト】 (以下敬称略)
伊藤つかさ : 鳥濱トメ、富屋食堂の女将
竹島由夏 : 鳥島礼子、トメの次女
藤井仁人 : 宮川三郎軍曹
和田慶史朗 : 瀧本伍長
榎木薗郁也 : 麻生少尉
小原卓也 : 松尾伍長
風山真一 : 松崎伍長
島村明日果 : 前田笙子
天野勝仁 : 高野少尉
金本勇利 : 増岡伍長
中里信之介 : 菊地伍長
奥村晴楓 : 美枝子
田中杏樹 : トミ子
笠井玲奈 : 文子
濱口卓三 : 村串伍長
加藤琢未 : 坂口伍長
三辻拓海 : 泉田伍長
仲泊百花 : 秀子
井路端優 : 道子
垣田夏蓮 : 天女
八幡朋昭 : 市ノ瀬憲兵隊長
押田健史 : 藤本航空参謀
山口美砂 : 宮川マツ、三郎の母
鹿島良太 : 鳥濱義勇、トメの夫
原川浩明 : 川原飛行団長
伊吹剛 : 宮川松太郎、三郎の父
半井小絵 : 宮川キヨ、三郎の姉
さとう珠緒 : 鳥濱美阿子、トメの長女
柳沢三千代 : 語り(声の出演)
【感想】
カートエンターテイメントプロデュース公演は初見でした
内容はアウトラインに書いた通りですが
大東亜戦争末期の鹿児島を舞台にした若き特攻隊委員たちと
食堂の女将たちとの交流を描いた物語でした
史実に基づいたこの手のお話は絶対にハッピーエンドにはならないんですが
この舞台は最後にちょっとだけ救われた感じになりましたね
戦争は憎しみや悲しみしか生まないので絶対反対ですが
戦争を経験した国だからこそ後世に伝えなければならない事があると思います
戦争を知らない世代だからこそ、こう言った悲惨なことがあったことを
知るべきだと思いました
この舞台は知ってる有名人が出てましたね
伊藤つかささん、さとう珠緒さん、半井小絵さんはテレビで観たことがありましたが舞台は初見でした
そして柳沢三千代さんはカレーパンマンの声をやられてる方です
この舞台のお目当ては・・・
なでしこ隊・美枝子役の奥村晴楓さんです
元SET劇団員です
この舞台に出会わせてくれてありがとうございました
この公演は7/31(日)までやってます
興味のある方は是非
終わり