演劇企画戯舎(あじゃらや)
『無用の犬~侍夕闇終煌(もののふのたそがれ ついのきらめき)~』を観てきました
場所は「劇」小劇場
本日、初日でした
上演時間 : 約1時間55分 (途中休憩なし)
とありますが初日は約2時間5分でした
【アウトライン】
江戸の長屋に住む浪人の荒牧源内は、妻のお新にスリをさせ、その金で酒を飲む毎日。
そのお新が悪名高い旗本にさらわれてしまう。
源内は同じ長屋に住む浪人の助けを得て、旗本集団に立ち向かっていく。
(映画「浪人街~美しき獲物~」より)
【キャスト】 (以下敬称略)
小川剛生 : 荒巻源内
徳川家直参旗本の次男坊として生まれる。医術を学ぶも幕末の動乱に巻き込まれ、志半ばで挫折し浪人となり、七年間流浪の日々を過ごす。
ヨネヤマサトシ : 母衣権兵衛
元薩摩藩士。幕末動乱期を戦い抜くも、明治政府の混乱と無策ぶりに失望し、浪人となる。野太刀示現流の達人。
佐藤伸之 : 赤牛弥五右衛門
上州、百姓の生まれ。幕末動乱期に侍を夢見て出奔。赤報隊に参加するも、偽官軍の汚名を着せられ浪人となり、品川の宿場外れで用心棒を請け負う。
北原マヤ : おうめ
品川宿「めしや」の女将。若い頃は鮫洲小町と言われた名妓だった。
伊藤貴子 : おくま
「めしや」の住み込み女中。女将を支え店を切り盛りする働き者で人情家。
西川梓 : およう
「めしや」の常連客。器量も気っ風も良いが気儘な性格から夜鷹を続けている。
清水一雅子 : おぶん
「めしや」の看板娘。おうめの孫娘となっているが血の繋がりはなく、天保の飢饉の折に拾われた流民孤児。
山田直樹 : 山田伝八、後に山野伝蔵
刀剣の試し斬りを生業とし、死刑執行役も兼ねた山田家の庶子。新撰組に入隊するも、鳥羽伏見の戦いの最中に脱走。名を変え明治政府に出仕。
上村マキ : おしん
品川宿を根城にする腕利きの女スリ。かつて源内と恋仲にあったが、鳥羽伏見の戦いで行方不明になった源内を探して江戸にたどり着く。
小磯勝弥 : 若林
東京警視庁第二大区巡査屯所に所属する一等巡査。女に弱い小役人だが、情に脆く純情な一面を持つ剣客。
清水龍平 : 八百旗 佐吉、元直参旗本であったが、先代が飢饉の折に旗本株を売って商人となる。現在では品川で人気の八百屋。佐吉はその二代目。/薩摩兵/不逞士族
松永隆嗣 : 馬子 権八、品川宿「めしや」の常連客。働き者だが、おぶんにほの字の助兵者。/子爵の執事/不逞士族
森川大輝 : 雲助 伝六、品川宿「めしや」の常連客。権八同様におぶんに惚れている気弱な若者。/等々力、若林の部下で三等巡査。お調子者だが正義感が強く純粋で、若林を尊敬している。/幕府軍伝令/不逞士族
下釜翔 : 赤堤、若林の部下で三等巡査。朴訥とした若者だが、棒術と剣術はかなりの手練れ。/薩摩兵/大工/不逞士族
秋場千鶴子 : 講釈師
【感想】
オフィスパラノイアから演劇企画戯舎に変わってからの初観劇でした
内容はアウトラインに書いた通りですが
明治初期の品川を舞台にした武士を貫いた浪人たちの物語でした
明治維新から変わっていく世の中を懸命に生きる人々を鮮明に描いてましたね
とても面白かったです
この公演は5/8(日)までやってます
興味のある方は是非
終わり