日本劇団協議会 日本の演劇人を育てるプロジェクト
『中島鉄砲火薬店』を観てきました
場所は新国立劇場 小劇場
劇場で購入したグッズ
公演パンフレット ¥2,500
ブロマイド(2枚1組) 各¥400
他には上演台本が販売されてました
上演時間 : 約2時間 (途中休憩なし)
【アウトライン】
時は明治時代初期。
舞台は浜松にある中島登(のぼり)の家。
そこへ先妻との間に生まれ離れ離れに暮らしていた息子・中島登一郎がやって来た。
中島登は元新撰組隊士。
伍長として土方歳三と共に函館戦争まで戦った。
仲間が次々と死んでいく中、一人生き残ってしまったことを悔やんでおり、たまに土方歳三の夢を見る。
甘利は父の仇として登の命を内山とともに狙っていた。
密偵として鶴太郎、亀吉兄弟を登の家に忍び込ませる。
しかし、登は誰がどう見ても悪い人物には見えない。
ある日、登の元に会津戦争で共に戦ったかつて仲間・大島が訪ねてくる。
新撰組だった仲間が暗殺や不可解な死に方をしていることを伝えに来るが・・・。
(※初演のあらすじより)
【キャスト】 (以下敬称略)
カッコ内は初演のキャスト
唐橋充 : 中島登(のぼり)、元新撰組伍長 (加藤忠可)
小西成弥 : 中島登一郎、登と先妻との間に生まれた息子 (藤原祐規)
田村心 : 甘利正太郎、登の親友・甘利兵衛の息子 (鷲尾昇)
松井勇歩 : 内山孝介、甘利の仲間 (諸岡立身)
松本寛也 : 鶴太郎、農民、お金欲しさに甘利に手を貸す (小暮邦明)
大見拓土 : 亀吉、鶴太郎の弟 (Kいち)
福永マリカ : 中島ヨネ、登の妻 (松村真知子)
市橋恵 : 沢木ヨシ、ヨネの妹、登一郎に惚れられる (大久保凛)
栗原功平 : 大島、登の仲間、登に助けられたことがある (田中しげ美)
飯野雅彦 : 石田、薬屋は仮の姿、実は元新撰組三番隊組長・斎藤一 (飯野雅彦)
高木トモユキ : 土方歳三、新撰組副長、この舞台では登の夢の中に登場する (栗原功平)
【中島登とは?】
天保9年(1838年)2月2日、武州多摩郡小田野(現在の東京都八王子市西寺方町)の農家に長男として生まれる。幼名は峯吉。父は中島亦吉、母は中島イチ。
安政3年(1856年)9月頃、19歳で天然理心流山本満次郎に入門。安政4年(1857年)、同郷の安藤マスと結婚。長男歌吉(後、登一郎)が生まれる。その後、八王子千人同心に所属したが、千人同心仲間の一人と衝突して斬殺したため千人同心を抜け、親戚家(井上益五郎家)に逃れる。
元治元年(1864年)新選組に入隊。近藤の命で武州・甲州・相模の地理調査などを秘密裏に行っていたと言われる。
慶応3年(1867年)、新選組伍長に就任。
慶応4年(1868年)4月3日、流山で近藤勇が新政府軍に投降した際には、同行役の薩摩藩士有馬藤太を追尾したが、監視は厳しく虚しく帰った。
土方歳三や島田魁ら数名の新選組隊士らと共に、大鳥圭介ら旧幕府軍と合流して宇都宮の戦い・日光口の戦い・会津戦争に転戦(中島は、会津戦争で重傷を負った彰義隊隊士大島清慎を救護所まで運んだと言う)。仙台で更に榎本武揚ら旧幕府海軍と合流して蝦夷地へ渡る。
箱館戦争では弁天台場第2分隊嚮導役。明治2年(1869年)5月15日、降伏。弁天台場で謹慎。後、青森に送検され、同6月9日に弘前藩、7月21日青森へ戻り、3ヶ月謹慎。10月24日弁天台場に戻り、約5ヶ月謹慎。
明治3年(1870年)5月上旬、静岡藩お預けになり、中旬には赦免。多摩に帰還する。静岡藩の開墾に尽力。自分の田地を人々に譲渡する。
浜松にて元彰義隊隊士、当時浜松裁判所・登記所代書だった大島清慎と再会。浜松に定住する。明治12年(1879年)2月19日、長男登一郎を浜松に呼び寄せる。旧幕臣と協力して質屋を経営するが失敗する。
明治14年(1881年)、趣味で栽培していた葉蘭に偶然新種が誕生。品評会で「金玉廉」と名付けられて爆発的な売れ行きとなる。しかしある日、馬が親株を食べてしまったため商売終了。
明治15年(1882年)、魚屋沢木半平の長女ヨネと再婚。同年4月20日、登一郎が沢木半平の三女ヨシと結婚。
明治17年(1884年)、"鉄砲火薬売買人"免許を取得。中島鉄砲火薬店を開業。
明治20年(1887年)4月2日、浜松にて死亡した。享年50。墓は浜松市山下町天林寺。戒名は隆慶院孝庵義忠居士。
【感想】
『中島鉄砲火薬店』はブレーメンプロデュースの初演を観てます
と言っても10年前なのでほとんど忘れてましたが・・・
内容はアウトラインに書いた通りですが
明治初期の浜松を舞台に元新選組隊士である
中島登の周りで起きる出来事を描いた物語でした
詳しい感想は始まったばかりなので控えますが
殺陣あり笑いありの面白い舞台でした
カーテンコールはダブルでした
この公演は1/27(木)までやってます
興味のある方は是非
終わり